OKIがWi-Fi端末をモバイルWiMAX接続するゲートウェイ装置を開発 NEWS

モバイルWiMAX端末機能とWi-Fiルータ機能を持ち、Wi-Fi機器をWiMAXネットワークに接続できるゲートウェイ装置を2009年に発売する。モバイルWiMAX端末機能は本体から分離し、PC用WiMAX-USBアダプターとして利用可能だ。

2008年09月29日 19時00分 公開
[TechTargetジャパン]
画像 OKIが開発したゲートウェイ装置。WiMAX端末機能はUSBアダプターとして利用できる

 沖電気工業(OKI)は9月29日、Wi-Fi機能を持つPCなどを、モバイルWiMAXネットワークへ接続するゲートウェイ装置を開発したことを発表した。販売は2009年度より開始予定だ。

 本装置はモバイルWiMAX端末機能とWi-Fiルータ機能を併せ持ち、屋内ではWi-Fi機器を無線LAN接続経由でWiMAXネットワークに接続できる。モバイルWiMAX機能を持たないPC、ゲーム機、または音楽プレーヤーであっても、IEEE 802.11b/g経由でモバイルWiMAXネットワークへ接続できる。小型・軽量化(幅120ミリ×高さ90ミリ×奥行き35ミリ、質量400グラム以下)を実現したことに加え、別売りのバッテリーパックの装着により、移動中や外出先でも利用できる。また、モバイルWiMAX端末機能は本体から分離し、PC用WiMAX-USBアダプターとして利用でき、PCに挿すことで直接モバイルWiMAXネットワークへ接続することが可能。

画像 装置利用イメージ

 モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)は2005年12月に米国電気電子学会(IEEE)で承認された無線ブロードバンド通信技術の標準規格。数十Mbpsの通信を実現し、時速120キロの移動環境下でも利用可能。現在は、業界団体WiMAX Forumによって各社の通信機器の互換性と相互接続性のテストや認定が行われている。

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