オートデスクは、電子納品を支援するソリューションパッケージの最新版「AutoCAD LT Civil Suite 2011」を発売する。CAD図面作成から電子納品図面の作成まで、効率的なワークフローを提供する。
オートデスクは2月19日、主に公共事業における電子納品を支援するソリューションパッケージの最新版「AutoCAD LT Civil Suite 2011」(オートキャド エルティー シビル スイート 2011)を3月26日に発売すると発表した。価格は26万400円(税込み)。
AutoCAD LT Civil Suite 2011は、2次元ドラフティングCADソフトウェア「AutoCAD LT 2011」と、電子納品支援ツール「Autodesk CALS Tools 2011」(オートデスク キャルス ツールズ 2011)で構成される。今回、AutoCAD LTとAutodesk CALS Toolsに新機能を追加し、操作性やパフォーマンスを向上。「作図作業」「ファイルを開く」「レイヤー振り分け」「製図基準チェック・修正」「保存」といった、図面作成開始から公共事業における提出ファイル形式(SXFファイル)での保存まで、一連のワークフローを支援する。
AutoCAD LT 2011は2次元/3次元CADソフトウェア「AutoCAD 2011」から2次元機能部分に用途を絞った機能限定版。ユーザーからの希望で、選択ツール、ハッチングツールの機能が強化された。また、2次元パラメトリックでは推測拘束機能が追加され、図面・詳細図を、素早く仕上げることができるようになった。
Autodesk CALS Toolsは、建設プロジェクトにおけるデファクトスタンダードであるDWGファイルをチェック・修正し、国土交通省の要求仕様であるSXFファイルに高速変換する標準ツール。最新版のAutodesk CALS Tools 2011には、DWGデータ読み込みの自動化、DWGデータのTrue Color入出力対応、変更があったレイヤーの情報記憶、Windows 7 リボンメニュー搭載といった特徴がある。
電子納品は、国土交通省が公共事業を対象に2001年度に開始。CAD図面の電子納品データ(SXFファイル)を作成するには、国土交通省の定める「CAD製図基準(案)」に準拠する必要がある。Autodesk CALS ToolsならびにAutoCAD LT Civil Suiteは、こうしたガイドラインの確認、プロジェクト関係者への作図規定の策定、ガイドライン周知ためのトレーニング実施、エラーの確認など、公共事業の受発注者に掛かる負担を軽減する目的で開発された。
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