「クラウド環境の保護」「エンドポイントの保護」「データ中心の保護」「アプリケーションの保護」の4点を意識した販売戦略を取る。
トレンドマイクロは3月24日、2011年の戦略説明会を開催し、代表取締役社長兼CEOのエバ・チェン氏が今後の販売ロードマップなどを発表した。
チェン氏は会見の中で、クラウドの普及やスマートフォン、タブレットといった利用端末の多様化で、企業は従来とは異なるセキュリティ対策が求められると述べた。この変化に対し、同社では「クラウド環境の保護」「エンドポイントの保護」「データ中心の保護」「アプリケーションの保護」という4つの視点でセキュリティ製品を提供すると発表。また、それら4点を包括的に管理できるソリューションも用意する方針だ。
具体的には、サーバ、エンドポイント、データの各環境向けに以下の製品を提供する。
「Deep Securityは2010年3月の提供開始後、注力して販売をしている製品であり、クラウドサービス事業者のインフラ保護から企業のサーバ環境保護まで幅広くセキュリティを担保する。以前から提供していたData Loss Preventionについては、これまでエンドポイント向けのみだったが2011年5月にネットワーク内のデータ保護にも対応する新バージョンを発表予定だ」(取締役 エグゼクティブバイスプレジデント 日本地域担当兼エグゼクティブバイスプレジデント アジア・ラテンアメリカ地域営業推進担当 大三川彰彦氏
Mobile SecurityやSecureCloudは、海外では既に販売中の製品であり、導入実績があるという。チェン氏は「今回発表したセキュリティ群の対象は、これまでの約4倍に上る市場規模になると予測している」とし、アンチウイルス・マルウェアだけでなく、クラウドやモバイルセキュリティの分野へ事業を拡大していくと語った。
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