クラウドの応答性能とサポート品質を客観的に比較するにはクラウドガバナンス現在進行形【第5回】

クラウドの利用に当たって、多くの企業利用者が応答性能とサポートに不安を抱いている。本稿では、応答性能とサポート品質を正しく把握する方法について検討する。

2012年01月26日 09時00分 公開
[川田大輔]

 さて、今回もおなじみの経済産業省企業IT動向調査の引用から始めよう。同調査によると企業利用者の20%が応答性能に、16%がサポート品質に不安を抱いている。本連載「クラウドガバナンス現在進行形」も5回目であり、筆者は毎回しつこいくらいに標準化の重要さを説いている。標準化し、比較計量を可能にし、サービスの透明性を高め、費用対効果を見える化していかなければ、クラウドの発展は期待できない。

クラウドの応答性能を正しく知る

 まずは応答性能を正しく把握する方法について検討してみよう。話は、「IaaS(Infrastructure as a Service)」と「IaaS上に利用者が独自に構築するアプリケーション」までに限定する。

ITmedia マーケティング新着記事

news043.png

AppleとMetaの戦い――AR・ウェアラブル領域で、勝つのはどっち?
Metaは年次イベント「Meta Connect 2024」において最新のARグラス「Orion」のプロトタイ...

news056.jpg

2024夏アニメの人気維持率 「負けヒロインが多すぎる!」の特異な動き
ブシロードのグループ会社であるゲームビズは「アニメビジネスインサイト『データで見る2...

news063.jpg

約8割の人が経験する「見づらいホームページ」 最も多い理由は?
NEXERはくまwebと共同で「見づらいホームページ」に関するアンケートを実施した。