IFRS任意適用企業が評価する「SUPER COMPACT Pathfinder」の強みとは連結決算ソリューション製品紹介【第5回】

幅広い企業規模で利用できることが特徴の「SUPER COMPACT Pathfinder」は富士通経理部門のノウハウが投入されている。IFRS任意適用企業も使っている連結ソリューションの強みとは。

2012年05月09日 09時00分 公開
[吉村哲樹]

 「SUPER COMPACT Pathfinder」は、富士通システムズ・イーストの手により開発され、富士通から提供されている連結会計パッケージ製品。1997年に初代バージョンが登場して以来、これまで約600社の導入実績を持つ。さまざまな業界の企業に幅広く導入されている同製品だが、導入企業の規模も多岐にわたる。富士通システムズ・イースト 業務ソリューション本部 会計事業部 連結会計ソリューション部 プロジェクト課長 伊藤秀明氏によれば、SUPER COMPACT Pathfinderは子会社数が1社から1000社までと、非常に幅広い企業規模に対応するという。

画像 富士通システムズ・イースト 伊藤秀明氏

 「他社の連結会計ソリューションは、大手企業に特化した製品や中堅・中小企業に特化した製品など、企業規模別に製品のすみ分けができているという印象だが、SUPER COMPACT Pathfinderはあらゆる企業規模の連結会計ニーズをターゲットにしている」(伊藤氏)

 幅広い企業規模への対応を可能にしているのが、同製品のパッケージ構成だ。同製品の基本モジュールである連結処理エンジンは、2種類用意されている。1つは多くの機能と高いカスタマイズ性を持つ「SC CORE」で、子会社数が多い大手企業やグローバル企業をターゲットにしている。もう1つが機能を標準的なものだけに絞り、最小限のカスタマイズで導入可能にしている「SC CORE Prep」。子会社数が少ない企業での利用を想定したものだ。子会社数が10社未満の場合は、SC CORE Prepの利用がマッチすることが多いという。

 SC COREとSC CORE Prepの機能は「子会社からの連結データの収集」「自動仕訳処理」「帳票の出力」の3つに分かれる。その中でもSUPER COMPACT Pathfinderの自動仕訳処理は、高い自動化処理率を持つという。富士通システムズ・イースト 業務ソリューション本部 会計事業部 連結会計ソリューション部 山田隆也氏は、次のように説明する。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...