幅広い企業規模で利用できることが特徴の「SUPER COMPACT Pathfinder」は富士通経理部門のノウハウが投入されている。IFRS任意適用企業も使っている連結ソリューションの強みとは。
「SUPER COMPACT Pathfinder」は、富士通システムズ・イーストの手により開発され、富士通から提供されている連結会計パッケージ製品。1997年に初代バージョンが登場して以来、これまで約600社の導入実績を持つ。さまざまな業界の企業に幅広く導入されている同製品だが、導入企業の規模も多岐にわたる。富士通システムズ・イースト 業務ソリューション本部 会計事業部 連結会計ソリューション部 プロジェクト課長 伊藤秀明氏によれば、SUPER COMPACT Pathfinderは子会社数が1社から1000社までと、非常に幅広い企業規模に対応するという。
「他社の連結会計ソリューションは、大手企業に特化した製品や中堅・中小企業に特化した製品など、企業規模別に製品のすみ分けができているという印象だが、SUPER COMPACT Pathfinderはあらゆる企業規模の連結会計ニーズをターゲットにしている」(伊藤氏)
幅広い企業規模への対応を可能にしているのが、同製品のパッケージ構成だ。同製品の基本モジュールである連結処理エンジンは、2種類用意されている。1つは多くの機能と高いカスタマイズ性を持つ「SC CORE」で、子会社数が多い大手企業やグローバル企業をターゲットにしている。もう1つが機能を標準的なものだけに絞り、最小限のカスタマイズで導入可能にしている「SC CORE Prep」。子会社数が少ない企業での利用を想定したものだ。子会社数が10社未満の場合は、SC CORE Prepの利用がマッチすることが多いという。
SC COREとSC CORE Prepの機能は「子会社からの連結データの収集」「自動仕訳処理」「帳票の出力」の3つに分かれる。その中でもSUPER COMPACT Pathfinderの自動仕訳処理は、高い自動化処理率を持つという。富士通システムズ・イースト 業務ソリューション本部 会計事業部 連結会計ソリューション部 山田隆也氏は、次のように説明する。
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