医療IT製品向けの新総合保守サービスを提供開始 GEヘルスケア・ジャパンNEWS

PACSや読影ワークステーションに搭載されるソフトウェアのバージョンが更新されるたびに、ライセンス利用権を自動的に付与するサービスを提供開始する。同時に、医療IT専用サービスチームの設立を発表した。

2013年02月01日 15時30分 公開
[TechTargetジャパン]

 GEヘルスケア・ジャパンは2月1日、医療IT製品向けの総合保守サービスのメニューを拡充した。現行3つのサービスメニュー体系に、ソフトウェア機能追加サービス「SWOP(Software Obsolescence Protection)」を追加(関連記事:超高齢化社会のヘルスケア分野に注力 GEヘルスケア・ジャパンの成長戦略)。

 SWOPは、導入中の製品に搭載されたソフトウェアのバージョンが更新されるたびに、最新版のライセンス利用権を自動的に付与するサービス。このサービスの利用対象は、GEヘルスケア・ジャパンの医用画像管理システム(PACS)「Centricity」シリーズ、読影ワークステーション「Centricity RA1000」を新規導入し、定期保守契約を締結した医療機関となる。同社は今後、サービスを適用する対象製品を増やす予定だ。

photo SWOPの仕組み

 GEヘルスケア・ジャパンによると、「一般的な製品更新周期である約6年間にソフトウェアの更新が3回あった場合、SWOPを利用することで、製品の購入・更新と保守サービスの合計金額を従来比5〜10%削減できる」という。また、ソフトウェアの更新費用の平準化、保守頻度や作業の手間の削減なども期待できるとしている。

GE ヘルスケア・ジャパンの医療IT製品向け新統合保守サービス
カテゴリー サービス名 概要
オンサイト保守  ―  全国60カ所のサービス拠点の担当スタッフによる現場での対応
リモート保守 InSite/InSite BB 遠隔メンテナンスシステムよるリモート保守
モニタリング保守 WatchNet システム故障の予兆を監視するモニタリング
ソフトウェア機能追加 SWOP 常に最新版のソフトウェアの利用が可能

 GEヘルスケア・ジャパンは同時に、医療IT事業部内に約50人の医療IT専用サービスチームを設立したと発表した。製品から保守サービスまで一貫して手掛ける体制を整え、医療機関のニーズによりきめ細やかに対応することを目指すとしている。

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