TechTargetジャパンは2014年6月、「データ活用に関する読者調査」を実施した。調査結果からは企業のデータ活用動向や課題、目的、製品導入の状況などが明らかになった。
TechTargetジャパンは2014年6月、TechTargetジャパン会員を対象に「データ活用に関する読者調査」を実施した。調査結果からは、企業のデータ活用動向や課題、目的、製品導入の状況などが明らかになった。本稿では、その一部を紹介する(全ての結果を記載したリポートは、文末のリンクから会員限定で閲覧可能)。
目的:TechTargetジャパン会員のデータ活用状況について調査するため
方法:Webによるアンケート
調査対象:TechTargetジャパン会員
調査期間:2014年6月10日〜6月23日
有効回答:128件
※回答の比率(%)は小数点第1位または第2位を四捨五入し表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。
現在業務に活用しているデータの種類について聞いたところ、48.4%が「基幹システムのログデータ」と回答した(図1)。「顧客や見込み客の個人情報データ」(38.3%)を挙げる回答も多かった。前回(ログデータ50.0%、個人情報データ36.8%)、前々回(同48.9%、同46.6%)の調査結果と比較すると、全体的な傾向に大きな変化はないことが分かる。
データの収集・蓄積に関して抱える課題について聞いた設問では、「データ/システム連係ができていない」(33.6%)を挙げる答えが最も多かった(図2)。「ストレージ容量が足りない」(26.6%)、「大量データを扱うことができる技術者がいない」(25.8%)、「リアルタイムにデータを扱えない」(25.8%)などの課題も上位に挙がった。
データ活用に求める目的を見てみると、「業務の効率化」(51.6%)が最も多かった(図3)。「事業戦略の策定」(38.3%)、「顧客サービスの向上」(36.7%)、「生産性の向上」(34.4%)、「販売促進・顧客獲得」(34.4%)がそれに続く。
ビッグデータの活用状況については、「活用するようなビッグデータが存在しない」(44.5%)と「データはあるが、まだ分析のための整備や蓄積ができていない」(36.7%)で約8割の回答を集めた(図4)。一方で、「データを分析し、分析結果から新たな価値を生みだしている」はわずか6.3%にとどまった。しかし、前回(4.4%)、前々回(2.3%)の調査と比べると、徐々にではあるが、ビッグデータの活用が進んでいることが伺える。
その他、回答者の詳細な属性やデータ分析業務に導入済みのIT基盤など、本稿で紹介できなかった内容も含めた調査リポートの完全版を提供している。以下から詳細なアンケート結果が無料ダウンロードできるので、ぜひ確認していただきたい(TechTargetジャパン会員限定)。
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