2014年11月01日 09時00分 公開
特集/連載

まるで“ピザ”のようだ――Yahoo!幹部、肥大化するセキュリティ製品に喝名付けて“スーパースマートピザボックス”

標的型攻撃に内部犯行。相次ぐ脅威を前に、セキュリティ業界は高度かつ多様なセキュリティ対策の必要性を企業に迫る。だが、本当にそれは正しいのか。米Yahoo!のCISOが現状に一石を投じる。

[Brandan Blevins,TechTarget]

 米Yahoo!は月間8億人を超すユニークユーザーのトラフィックを処理し、何千台ものWebサーバを運用している。だが同社の最高情報セキュリティ責任者(CISO)によれば、セキュリティ業界は、こうした大規模なWebプロパティのスケールやシステムの多様性にうまく対処できる製品を構築できていないという。

 2014年8月に米国ラスベガスで開催されたセキュリティカンファレンス「Black Hat USA 2014」で講演したYahoo!のCISOであるアレックス・スタモス氏は、世界的な情報セキュリティカンファレンス「RSA Conference」に代わるイベントとして「TrustyCon」を2014年に始めた人物だ。

 スタモス氏は、「セキュリティベンダーは、1つの製品に『より多くの機能を詰め込む』ことに力を入れるあまり、Yahoo!のような企業がユーザーとデータを守るために必要な基本的機能や帯域幅、処理能力を無視している」と指摘した。

 多機能でありながら、実質的にはシングルタスクのセキュリティアプライアンスとしてしか機能しない。スタモス氏はこうしたセキュリティアプライアンスを「スーパースマートピザボックス」と呼ぶ。

“ピザ化”するセキュリティ

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