2014年10月15日 12時00分 公開
特集/連載

「アンチウイルスが死んだ」今、職場のネットワークをどう守るべきか?「ネットワークセキュリティ製品」を使い倒すには【第6回】

脅威の多様化やスマートデバイスの普及などが、ビジネスの現場を支えるキャンパスネットワーク(大規模LAN)のセキュリティ対策に変革を迫る。対策に不可欠な3種の要素を示す。

[鈴木成明,ジュニパーネットワークス]

 オフィスフロアをはじめ、企業の建物内にあるLANを統合したキャンパスネットワーク(大規模LAN)。そのセキュリティ対策といえば、今まではエンドポイントセキュリティに主眼が置かれてきました。その重要性は現在も変わりませんが、脅威の多様化を受けて影響範囲が拡大し、対策の対象はエンドポイントにとどまらなくなってきています。

 これまではウイルス感染やサービス拒否(DoS)攻撃といった手口を使い、キャンパスネットワークやサーバシステムのダウンを狙う攻撃が主でした。しかし現在は、金銭目的で端末内の情報を狙う標的型攻撃にトレンドが移ってきています。近年のスマートデバイスや私物端末の業務利用(BYOD)の普及により、管理の対象となる端末の種類が増加してきているのも、IT管理者にとっては新たな頭痛の種です。

 ある有名なセキュリティベンダーの幹部が最近、アンチウイルスソフトウェアでは半数以上のマルウェアを感知できないことから「アンチウイルスソフトウェアは死んだ」と発言して注目されました。アンチウイルスソフトだけで全ての脅威を完全に食い止めるのは不可能です。

 データベースに蓄積した顧客情報などのミッションクリティカルな情報は、たとえ費用を掛けてでも、情報漏えい対策を中心としたセキュリティ対策を進める必要があります。ただし、その他の情報については、インシデント発生時に被害を最小限に食い止め、素早く対応できることを前提に、セキュリティ対策の考え方をあらためていかなければなりません。

 では、具体的には何をすべきなのでしょうか。キャンパスネットワークにおける主なセキュリティ対策として挙げられのが、「ネットワーク認証」「不正侵入検知」「監視」の3種です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

対策1:ネットワーク認証

ITmedia マーケティング新着記事

news158.jpg

「リベンジ消費」は限定的、コロナ禍以前の状態に完全に戻ると考える人はわずか25%――野村総合研究所調査
コロナ禍が収束した場合の生活者の消費価値観や生活行動はどうなるのか。野村総合研究所...

news176.jpg

Teslaが成長率1位、LVMHグループ5ブランドがランクイン 「Best Global Brands 2021」
毎年恒例の世界のブランド価値評価ランキング。首位のAppleから10位のDisneyまでは前年と...

news056.jpg

「巣ごもり消費」で選ばれるブランドになる「シャンパンタワー型コミュニケーション戦略」のすすめ
「巣ごもり消費」はPRをどう変えたのか。コロナ禍における需要喚起に有効なB2C向けの統合...