アプリケーション単位でトラフィックを認識して制御する「アプリケーション識別機能」は、次世代ファイアウォールのウリの1つだ。具体的にどう役立つのか? 詳細に説明する。
前回の「『標的型攻撃対策は不可能』と思考停止していないか?」では、標的型攻撃対策が、ネットワークセキュリティ全体と表裏一体であることを示し、セキュリティ対策の検討が必要な領域を整理しました。今回と次回は、特にキャンパスネットワークとインターネットの境目で効果を発揮する「次世代ファイアウォール」に焦点を当て、その主要機能を紹介します。
「次世代」という言葉は非常に曖昧であり、具体的に何を指すのかという一定の共通認識が市場に醸成されてからでないと使い難いものです。こうした共通認識を作るのは、皮肉なことに必ずしもシェアがトップのベンダーというわけではありません。市場のニーズをうまくつかんだ製品が、マーケットリーダーとして市場をけん引する形になるのです。
セキュリティ市場で“次世代”を名乗る製品分野の代表例が、次世代ファイアウォールです。次世代ファイアウォールは比較的新しい製品分野ですが、米Palo Alto Networksという“コンセプトリーダー”が市場に登場し、比較的短期間でユーザー企業のニーズが掘り起こせたこともあり、要件は比較的早期に固まりつつあります。
次世代ファイアウォールの主要な機能としては、以下の4点が挙げられます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ゼロトラストの実装が加速し、現在市場には多くのゼロトラストネットワーキングソフトウェアが登場している。ビジネスソフトウェアのレビューサイト「G2」に寄せられたユーザーの声を基に、製品選定のポイントを探る。
クラウド利用の加速に伴い、従来のセキュリティでは対処できないリスクが生じている。まずはクラウドの設定ミスをなくすことが重要だ。本資料では、悪用されやすい7つの設定ミスを取り上げ、そのリスクを最小限に抑える方法を解説する。
高度化と巧妙化を続けるサイバー攻撃。2024年版の脅威ハンティングレポートによると、前年比で55%増加しているのが“対話型侵入”だという。急増する対話型侵入に対して、組織はどのような対策を進めればよいのか、本資料で解説する。
サイバー攻撃が高度化し、アンチウイルスでは被害を防ぎきれなくなっている昨今、代替のセキュリティ製品をどう選ぶべきか悩む企業は多い。そこで選定時に重視したい3つのポイントや、防御技術ごとの長所/短所を解説する。
データベースセキュリティにおいて重要な内部不正対策。内部不正は発見が難しい上に影響範囲が大きいが、適切な対策が取れていない企業も多い。「取りあえずログだけは取得している」という状況を脱し、効果的な対策を行うには?
中小企業が買うのは信用 L2スイッチ&認証技術で2つの企業が組んだ理由 (2025/6/5)
脱PPAPの壁はこう超える――PPAP文化を終わらせる現実解 (2025/5/19)
EDR、XDR、MDR それぞれの違いと導入企業が得られるものとは (2025/5/15)
ユーザー任せの「PCセキュリティ」はもう限界 “誰が使っても安全”な方法とは (2025/4/21)
数分でデータを人質に 進化するランサムウェアに有効な「第2世代EDR」とは (2025/3/4)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...