2010年にリリースが相次いだ次世代ファイアウォール。TechTargetはファイアウォールの主要ベンダーに取材を行い、各社の製品比較を行った。
各種の次世代ファイアウォール製品が提供される一方で、ファイアウォールベンダー各社は「どのような技術を使うのがベストか」をめぐり、しのぎを削っている。次世代ファイアウォールの特徴は、アプリケーションを認識する点にある。ポートやプロトコルをベースにステータスを制御する従来のステートフルファイアウォールとは異なり、次世代ファイアウォールはトラフィックを解析して、ネットワークを横断するアプリケーションを特定する。
最近では、アプリケーションはパブリッククラウドに配置されたり、SaaS(Software as a Service)プロバイダーにアウトソーシングされたりする傾向にあり、企業ネットワークに入ってくるデータが適切なものであることを確実にするためには、より粒度の高い制御が必要とされている。
ベンダー各社は、そうしたアプリケーションアウェアネス(アプリケーションを認識する機能)をファイアウォールに組み込むために、それぞれ異なるアプローチを取っている。そこでTechTargetはファイアウォールの主要ベンダーに取材を行い、各社の次世代ファイアウォール製品の特徴を説明してもらった。以下にその結果をまとめる。
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