ファイアウォールは25年の間、インターネットに接続されたネットワークに欠かせないセキュリティ形態として機能してきた。しかしこの間に攻撃側はプロトコルスタックを上りつめてOSやTCP/IPを抜け、現代の分散型Webアプリケーションを構成するHTTP、HTML、XMLなどの深層プロトコルに狙いを定めている。従って、十分な効果を出すためにはインテリジェントなアプリケーションレイヤーファイアウォールを下位レベルのファイアウォールと組み合わせることが不可欠だ。
アプリケーションとは正確には何か──要するに守らなければならないのは何なのか。ほとんど全てがWebをベースとしている。つまりTCPポートの問題ではない(全てポート80か443だ)。また、1つのWebサイトやページには多くのものが詰め込めることから、URLの問題でもない。FacebookやGoogleのようなプラットフォームには、チャット、動画、メール、ゲーム、スプレッドシート、調査、ファイル転送などのいわゆるアプリケーションが数十、数百と組み込まれている。
従ってアプリケーションインテリジェンスを備えたファイアウォールは、1つのWebプラットフォームの中で別々の機能を認識し、それぞれに応じたポリシーを適用できなければならない。リスクプロファイルの違いなどセキュリティに及ぼす影響がアプリケーションの機能によって異なる場合、ファイアウォールはそれに従って処理する必要がある。
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