なぜ複数のファイアウォールが必要なのか1種類のファイアウォールだけでは守れない

低レベル攻撃、Webベース攻撃、アプリケーションインテグレーショントラフィック攻撃に対し、1つのファイアウォールだけで対抗できないのはなぜか。

2011年02月23日 11時00分 公開
[Andreas Antonopoulos,TechTarget]

 ファイアウォールは25年の間、インターネットに接続されたネットワークに欠かせないセキュリティ形態として機能してきた。しかしこの間に攻撃側はプロトコルスタックを上りつめてOSやTCP/IPを抜け、現代の分散型Webアプリケーションを構成するHTTP、HTML、XMLなどの深層プロトコルに狙いを定めている。従って、十分な効果を出すためにはインテリジェントなアプリケーションレイヤーファイアウォールを下位レベルのファイアウォールと組み合わせることが不可欠だ。

31種のアプリを認識してポリシーを適用するアプリケーションレイヤーファイアウォール

 アプリケーションとは正確には何か──要するに守らなければならないのは何なのか。ほとんど全てがWebをベースとしている。つまりTCPポートの問題ではない(全てポート80か443だ)。また、1つのWebサイトやページには多くのものが詰め込めることから、URLの問題でもない。FacebookやGoogleのようなプラットフォームには、チャット、動画、メール、ゲーム、スプレッドシート、調査、ファイル転送などのいわゆるアプリケーションが数十、数百と組み込まれている。

 従ってアプリケーションインテリジェンスを備えたファイアウォールは、1つのWebプラットフォームの中で別々の機能を認識し、それぞれに応じたポリシーを適用できなければならない。リスクプロファイルの違いなどセキュリティに及ぼす影響がアプリケーションの機能によって異なる場合、ファイアウォールはそれに従って処理する必要がある。

ITmedia マーケティング新着記事

news131.jpg

「ダークパターン」の認知は2割にとどまる――クロス・マーケティング調査
調査会社のクロス・マーケティングが実施したダークパターンに関する調査(2024年)の結...

news050.jpg

ウェルビーイング調査 今後最も力を入れたい分野は「身体」、優先度が低いのは?
ASAKO サステナラボは、独自の「60のウェルビーイング指標」により生活者の充足度を数値...

news068.png

10代の7割超がショート動画を「ほぼ毎日見ている」――LINEリサーチ調査
LINEリサーチは全国の男女を対象に、ショート動画に関する調査を実施しました。