何が違う? ファイアウォールと次世代ファイアウォールまる分かりIT基礎解説「ファイアウォール」

Webアプリケーションの普及により、企業ネットワークは従来と異なるトラフィック制御が求められる。本稿では、従来のファイアウォールが持つ機能を復習しながら、今求められるファイアウォールの機能を紹介する。

2010年10月22日 08時00分 公開
[澁谷寿夫,ソニックウォール]

ネットワークの状況を理解するファイアウォール

 現在では、仕事をする上でインターネットを利用したさまざまなWebアプリケーションが必要不可欠となっている。インターネットが一般に普及し始めたころは、電子メールやWebアクセスといった通信がほとんどだったと思う。これらの通信は、例えば電子メール(SMTP)であれば25番ポート、Webであれば80番ポートといった具合に、通信によってポートを把握することで、大体の動向をつかむことができた。

 だが、近年ではさまざまなWebアプリケーションが普及したため、ひとくくりにWebトラフィック(ここでは、80番、443番のHTTP/HTTPS通信を指す)とまとめて扱うだけでは足りなくなりつつある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。