「脆弱性診断」ツールは、システムに潜む脆弱性のあぶり出しに効力を発揮する。主な脆弱性ツールのうち、「Nessus」を取り上げる。
「脆弱(ぜいじゃく)性診断」ツールは、企業のシステムに潜む脆弱性を検索、発見するためのツールだ。脆弱性診断ツールは、ソフトウェアにどのような脆弱性があるかを探ったり、社内LANに接続する機器の開放ポートを特定する「ポートスキャン」を実行したりする。
脆弱性診断ツールは進化を重ねてきており、さまざまなベンダーが脆弱性診断ツールを提供している。5つの代表的な脆弱性診断ツールを紹介しよう。
1つ目は、1998年にルノー・ディレーソン氏が開発した「Nessus」だ。ディレーソン氏は後にセキュリティベンダーTenable Network Securityを設立。同社がNessusの保守を引き継いだ。
登場当時、Nessusは無償の脆弱性診断ツールだった。原稿執筆時点では、TenableはNessusの無償版として「Nessus Essentials」を提供している。有償版の「Nessus Professional」「Nessus Expert」は、クラウドサービスやIoT(モノのインターネット)デバイスなど、さまざまな機器で稼働するソフトウェアのバージョンを特定したり、脆弱または不正な設定を発見したりするのに役立つ。
Nessusは幅広い機器を検査でき、専用のプラグインで機能を強化、カスタマイズできる。
第2回は、2つ目と3つ目の脆弱性診断ツールを紹介する。
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