Windows環境を最適化するソフトウェア「Norskale」を開発するフランス企業のCOOが来日し、世界の「デスクトップ仮想化」利用状況や配信方式のトレンドを語った。
「デスクトップ仮想化」は多くの顔を持つ技術だ。その導入の目的は、セキュリティ、事業継続、ワークスタイル変革など、企業によってさまざまだ。かつては導入がブームになっていた時期もあったが現在はどうなのか。検討する企業は一巡したような気配もある。
フランスのNorskaleは、Windows環境を最適化するソフトウェア「Norskale」を開発する企業だ。日本ではアセンテックが販売パートナーを務める。対象となるWindowsは、物理/仮想のクライアントの他にサーバも含むが、最も多く利用されている用途がクライアント環境の最適化だという。NorskaleのCOO(最高執行責任者)であるパトリック・ララン(Patrick Lalanne)氏は、Norskaleによって多くの企業のクライアント環境を改善してきたことから、企業のクライアント環境の実態をよく知っている。その経験から、「今後も企業は、仮想デスクトップと物理PCのどちらかに集約することはなく、当面は混在環境が続く」と分析する。今、世界のデスクトップ仮想化はどのような状況にあるのか。ララン氏に聞いた。
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