TechTargetジャパンは2016年3〜4月に、「データベースに関するアンケート調査」を実施した。調査結果からはデータベースの導入・検討状況、業務利用の状況が明らかになった。
TechTargetジャパンは2016年3〜4月、TechTargetジャパン会員を対象に「データベースに関するアンケート調査」を実施した。調査結果からは企業のデータベースの導入・検討状況、業務利用の状況が明らかになった。本稿では、その一部を紹介する(全ての結果を記載したレポートは、文末のリンクから会員限定で閲覧可能)。
目的:TechTargetジャパン会員でIT製品・サービスの導入に関与する方を対象に、
「データベースの導入・検討状況、業務利用の状況」について調査するため。
方法:Webによるアンケート
調査対象:TechTargetジャパン会員
調査期間:2016年3月7日〜4月11日
有効回答:209件
※回答の比率(%)は小数点第1位を四捨五入し表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。
勤務先の企業で使用しているデータベースソフトウェアについて聞いたところ、「Microsoft SQL Server 2008/R2」と「MySQL」がそれぞれ32.5%で同率トップだった(図1)。ただしMicrosoft SQL Server全体(2014、2012、2005以前の各バージョンを合算)では56.7%となった。「Oracle Database」は全体(12c、11g、10g、それ以前の各バージョンを合算)で44.8%となった。
データベースを運用する上での課題としては、「導入・保守コストが高い」が33.0%で最大の課題になっていることが分かった。「社内担当者のスキルが足りていない」(30.1%)、「運用管理に手間がかかる」(28.7%)も課題の上位に挙がった。
データベースを選定する際にはどのような点に注意しているのだろうか。調査では「運用管理のしやすさ」(57.4%)と「導入・保守コスト」(55.5%)が他の項目を大きく引き離す結果となった。データベースソフトウェアの運用やコストに懸念を抱く状況が、多くの企業で広く起こっているものと考えられる。
その他、回答者の詳細な属性や、今後予定/検討しているデータベース製品の導入形態、データベース関連で導入予定/検討している技術など、本稿で紹介できなかった内容も含めた調査レポートの完全版を提供している。以下から詳細なアンケート結果が無料ダウンロードできるので、ぜひ確認していただきたい(TechTargetジャパン会員限定)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.