Facebookは、オープンソース化することを前提にソフトウェアを開発している。同社が成果物をコミュニティーに公開するメリットとは?
Facebookは、主要OSの診断ツールをオープンソースリポジトリ「GitHub」に公開した。同社がこのツールをオープンソースにしたプロセスから、他の企業がオープンソースコミュニティーに貢献し、そこから価値を生み出す方法について洞察することができる。
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Facebookはオープンソースに力を入れている。同社は「osquery」をオープンソースとしてリリースした。
このツールは、SQLを使ってOSの内部動作を把握できるようする。つまり、クエリを実行してOSの動作状態を取得する。
Facebookの開発者マージョリ・ポマロール氏によれば、osqueryをオープンソースにすることを常に意識していたという。「このため、Facebookだけでなく他のプラットフォームでも動作するように、コードをスケーラブルにする必要があった」
また、オープンソースコミュニティーに参加する他の開発者が関与しやすい方法でコードをエンジニアリングすることも必要だったという。
「利用者が自分に合うようにosqueryを調整したりコードに問題を見つけて修正したりする際、大きな障壁にならないようにコードを明瞭にしなくてはならなかった」とポマロール氏は話す。
コードをオープンソースにすることがFacebookの価値観だ。ポマロール氏によれば、「何かを開発するとすぐに、それをどのようにオープンソースにできるかと考えて興奮する」という。
だが、これは純粋に他人のことだけを考えているわけではない。ポマロール氏は次のように述べる。
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