オーストラリアのME銀行は、Workdayの人事ソフトウェアに移行する作業を進めている。同銀行がクラウドの利用に前向きな理由とは?
オーストラリアのME銀行は、現行の非統合型ツールでは実現できなかった柔軟性、速度、機能を得ようと、Workdayのクラウドベース人事ソフトウェアへの移行を進めている。
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約1000人の行員を抱える同銀行は、複数の非統合型ツールや手動システム(Microsoft Excelで管理している人事プロセスなど)を「Workday HCM」に置き換えている。現在、6カ月を要するソフトウェア構成プロジェクトの半ばにあり、立ち上げまで今後数カ月を想定している。
同銀行は、このソフトウェアを2段階で導入する。第1段階では、給与や勤怠管理など、人事管理業務に必須の基本要素を導入する。採用、昇給、タレントマネジメントなどの高度な要素は第2段階で検討する。
同銀行人事グループ幹部のエレーヌ・ゴードン氏によれば、クラウドベースのシステムを明確に意識していたわけではなかったが、そちらの方が一段と大きなメリットがあることが分かったと言う。「Workday HCMは、ソフトウェア選考時の基準として中核には据えていなかったが、非常に有用な追加機能がもたらされる」と同氏は話す。
このソフトウェアは同銀行の広範なIT戦略にも適している。ゴードン氏は次のように話す。「デジタルバンクを目指すということは、顧客へのサービス提供の機敏性を向上する運用モデルを常に追い求めるということに他ならない。クラウドサービスはこうした機敏性だけでなく、適切な場合はコストや時間の点でもメリットがある。そのため当銀行が既に多数のクラウドサービスを運用しているのは驚くことではない」
同銀行ではクラウドサービスに向けた準備として多くの作業を行っており、クラウドベースの選択肢を厳しく見直していると同氏は言う。
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