企業がファイル共有とコラボレーション向けにEFSSを採用する主な理由には、コラボレーションツールのニーズ増加(48%)、ファイル共有のセキュリティレベル向上(43%)、モバイルアクセスによるドキュメント共同作業のサポート(41%)が挙げられた。他にも、社内ネットワークと仮想プライベートネットワークの外部で共有ファイルに簡単にアクセスできるようにすること(36%)、管理、ログ記録、制御を一元管理するニーズ(36%)などがある。従業員が未承認のファイル同期と共有のサービスを使用するのを阻止または禁止すること(30%)を理由に挙げる企業もあった。
興味深いのは、EFSSの決定に影響する理由として、これまでのエンタープライズコラボレーションツールやサービスに対する不満を挙げたのが12%しかなかったことだ。
回答企業の46%は、EFSSに特別なコンプライアンス要件がある規制の厳しい業界で活動している。EFSSの導入によって解決したいビジネスの問題を尋ねたところ、49%の企業がコンテンツアクセスを一元管理しつつ、ファイルの同期と共有を改善することと答えた。次に従業員のモバイルエクスペリエンス(使いやすさ)の向上(44%)、ファイルのセキュリティとアクセスへの対処(36%)、コンテンツのサイロ(外部との非連携)を排除するか、その数を減らし、コンテンツの混乱状態を解消すること(33%)と挙げている。
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