2019年11月21日 08時00分 公開
特集/連載

実はリスクが多いコンテナのセキュリティを確保する方法コンテナはセキュリティホールまみれ?

リポジトリで公開されているコンテナの多くには多数の脆弱性が含まれており、さらに改ざんされるリスクもある。コンテナからコンテナへ、リスクが水平移動する恐れもある。これらにどう対処すればいいのか。

[Aaron Tan,Computer Weekly]

 コンテナにはさまざまなメリットがある。だが、それに伴ってアーキテクチャやプラクティスに変化が起き、新たな課題やチャンスも生まれる。

 これまでのセキュリティモデルは、複数階層のセキュリティ製品を使うことでITシステムの課題に対処してきた。これによってアジャイル開発の天敵となるストレスや低速なプロセスが生み出されていた。だが新しいアプローチは結果を重視し、テクノロジーツールやプラクティスを活用してセキュリティを確保する。

 継続的デリバリー(CD)において、セキュリティの鍵となるのが自動化だ。開発者はコンテナを使うことで、顧客のニーズに集中してコードを素早く作成できる。だが、広く使われているコンテナイメージとパブリックコンテナリポジトリがサプライチェーン攻撃を受けた場合、自動化とコンテナインフラの規模によっては被害が悪化する恐れがある。

Docker Hubのハッキング

 2019年4月、世界最大のコンテナイメージのライブラリとコミュニティーである「Docker Hub」がハッキングを受け、約19万人(Dockerの顧客ベースの5%)のユーザー名、ハッシュ化されたパスワード、GitHubとBitbucketのアクセストークンが漏えいした。

 さらに、Kenna Securityが2019年に実施した調査によって、Docker Hubのコンテナイメージトップ1000の多くに何らかの脆弱(ぜいじゃく)性が含まれていることが分かった。

 最も古いコンテナは150万回利用されており、未解決の脆弱性は431件以上に上るという。約170万回利用されたkeyvanfatehi/sinopiaコンテナには総計2000件以上の脆弱性が見つかっている。

 だが脅威検出と脆弱性へのパッチ適用は、コンテナセキュリティの側面のほんの一部にすぎない。




続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。






ITmedia マーケティング新着記事

news139.jpg

「TikTok For Business」誕生 中小企業支援やクリエイターとのマッチングで新展開も
TikTokでブランドの声を広げるための新しいプラットフォーム「TikTok For Business」が誕...

news066.jpg

「鬼滅」「あつ森」「恋つづ」他 10代男女が選ぶ2020年上半期流行ったもの――Simejiランキング
おなじみの「Simejiランキング」では、新型コロナウイルスやステイホームに影響を受けた...

news148.jpg

コロナ禍で「たすけあいの意識」が高まったと回答した人が66.9%――こくみん共済 coop調査
コロナ禍の意外な効用? 人と人との「たすけあい」の気持ちが強くなっているという調査...