マーケティングに役立つ「ChatGPT」活用術とは? 生成AIツール“入門編”ビジネスに使える「生成AIツール」6選【前編】

生成AIツールをマーケティングに活用する動きが広がっている。生成AIツールを活用することで、どのようなマーケティングが可能になるのか。「ChatGPT」を例にして紹介する。

2023年10月26日 05時00分 公開
[Christine CampbellTechTarget]

関連キーワード

人工知能 | チャットbot


 テキストや画像などを自動生成するAI(人工知能)技術「生成AI」をマーケティングに活用する企業の動きが広がっている。マーケティング分野では、市場の開拓や情報発信の強化をはじめ、さまざまな業務に生成AIを役立てることができる。具体的にどのような活用例や生成AIツールがあるのか。まずはOpenAIのAIチャットbot「ChatGPT」で具体的に見てみよう。

生成AIでビジネスを強化 「ChatGPT」活用術とは?

 企業はマーケティングに生成AIを活用することで、見込み客の評価やマーケティング手法の最適化、営業担当者へのコーチングといった業務を自動化できる。パーソナライズ化も生成AIの得意分野だ。閲覧者に合わせて表示内容を動的に変えるWebサイトの作成や、営業先の企業に合わせた販促資料の作成ができる。生成AIツールを活用する際は、プライバシー問題や法的責任、著作権侵害などのリスクを考慮する必要がある。

 マーケティングへの活用に期待が寄せられる生成AIツールの一つがChatGPTだ。OpenAIが開発したLLM(大規模言語モデル)「GPT-3.5」をベースに据えたサービスで、検索エンジンに似たユーザーインタフェース(UI)を備え、ユーザーがプロンプト(情報を生成するための質問や指示)を送信すると回答を生成する仕組みとなっている。具体的には次のようなマーケティング関連業務に活用できる。

  • Webサイトに掲載するコンテンツの作成
  • 顧客に送るメールの作成
  • ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に投稿するコンテンツの作成
  • 顧客向けのアンケート作成
  • SEO(検索エンジン最適化)キーワードの選定

 課題も幾つか存在する。ChatGPTのトレーニングに使われる学習データは2021年9月時点の情報に基づいているため、最新の情報を反映していない回答を生成する可能性がある。不正確な回答を生成する恐れがあるため、SEOキーワードの調査結果や、Webサイトの掲載コンテンツの品質に悪影響を及ぼす可能性がある。ChatGPTへのアクセスが集中してサーバに負荷が掛かることによるダウンタイム(システムの停止時間)の発生もしばしば報告されている。

 上述の課題を軽減するのに役立つのが、有償版の「ChatGPT Plus」だ。ChatGPT Plusの価格はエンドユーザー1人当たり月額20ドルとなっている。ChatGPT PlusはLLMに、自然言語処理のレベルをGPT-3.5よりも高めたLLM「GPT-4」を採用している。無償版と同様、学習データは最新の情報を反映していないが、2022年1月時点の情報に更新されている。ChatGPTには、無償版とChatGPT Plusの他、法人向けの「ChatGPT Enterprise」(価格非公開)がある。


 中編も、引き続きマーケティングに役立つ生成AIツールを紹介する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news074.jpg

ニップンと刀が協業 マーケティングノウハウで成熟市場を拡大へ
ニップンと刀は「ニップン × 刀 協業発表会」を開催し、協業を通じた両社の取り組みとそ...

news197.png

広告運用自動化ツール「Shirofune」がMicrosoft広告の改善機能を実装
Shirofuneは広告運用自動化ツール「Shirofune」に改善カード機能を追加。これにより、キ...

news192.jpg

インテージ、「YouTube Select」「YouTube Shorts」における態度変容調査を提供開始
広告効果測定サービス「Brand Impact Scope」をバージョンアップし、サンプルサイズと計...