「まさか自社が」という油断が、数億円規模の損失を招く。CFOになりすまして巨額送金を指示するディープフェイク攻撃はもはや空想ではない。企業が講じるべき対策とは。
「画面越しに話している上司は、本当に上司か」――。そんな疑念を抱かなければならない時代が到来した。
AI(人工知能)技術の進化によって、捏造(ねつぞう)動画「ディープフェイク」を使った攻撃の手口が巧妙化している。攻撃者はインターネットに公開された、特定の人の音声や画像、動画を集めて合成させる。その人になりすまして標的をだます。セキュリティ専門家によると、近年は特に暗号資産(仮想通貨)の送金を支持するディープフェイク攻撃が広がっている。
ディープフェイク攻撃に立ち向かうには、どうすればいいのか。
かつてのなりすましメール(ビジネスメール詐欺)であれば、不自然な日本語や送信ドメインの違和感で詐欺に気付きやすかった。しかし、昨今のディープフェイク攻撃は、Web会議を使って「そこにいる人」になりすまし、その人の話し方や表情、しぐさを巧みに模範する。
企業はディープフェイク攻撃による被害を避けるために、セキュリティ対策を強化しなければならない。以下は具体的な防御策を紹介する。
サイバー衛生(サイバーハイジーン)とは、衛生管理の考え方を適用した基本的、日常的なセキュリティ習慣を意味する。ディープフェイク攻撃に立ち向かうためにも、サイバー衛生は有効だと考えられる。サイバー衛生の具体的な施策は以下の通りだ。
AIセキュリティツール(AI技術を取り入れたセキュリティツール)はまだ初期段階にあるが、少しずつ存在感を高めつつある。AIを使ってディープフェイクを検出するセキュリティツールも登場している。
十分なリソースを持つ企業であれば、AIセキュリティツールを自社で開発し、ディープフェイクを検出するという選択肢もある。
従業員のセキュリティ意識を高めることも有用だ。定期的に実施する従業員向けのセキュリティトレーニングでは、特に以下を強調するとよい。
ディープフェイクの画像や動画を見破るためには、以下を注視する必要がある。
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