AMDのクアッドコアOpteron 8000 Seriesを搭載する「IBM System x 3755」を出荷開始。従来のデュアルコアと比べ、約1.6倍の処理能力を持つという。
日本アイ・ビー・エムは6月25日、x86サーバの新製品「IBM System x 3755」の出荷を開始した。最小構成価格は103万円(税抜き)から。
IBM System x 3755は、科学技術計算やデジタルコンテンツ制作など、高速な計算処理が必要な業務に適したAMDの最新プロセッサ「クアッドコア AMD Opteron プロセッサ 8000 Series」を搭載するサーバ。従来のデュアルコアOpteron搭載機と比べ、整数および浮動小数点演算で約1.6倍の処理能力を持つ。同プロセッサを最大4個搭載でき、メモリも最大128Gバイトまで拡張可能だ。また、新たにサーバ仮想化ソフトウェア支援機能を搭載した。
管理用のプロセッサを内蔵し、システムの初期設定が可能なソフトウェア「IBM ServerGuide」や統合管理ソフトウェア「IBM Director」を標準で提供。実際にシステム障害が発生する前に不具合を検知する機能や、故障個所を速やかに特定する機能なども備えている。
また、「クアッドコア AMD Opteron プロセッサ 2000 Series」を搭載する1Uタイプのx86サーバ「IBM System x 3455」も6月27日から出荷予定。最小構成価格は22万円(税抜き)から。
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