USBキー1本で自宅PCをシンクライアント化する「在宅勤務向けシンクライアントソリューション」の提供を開始。VPNを介した画面転送方式のため、社内データの外部流出を防ぐことができる。
日立ソフトウェアエンジニアリング(以下、日立ソフト)は7月24日、自宅PCをシンクライアント化し、社内システムへアクセスできる「在宅勤務向けシンクライアントソリューション」の提供を開始した。本サービスでは社内のネットワーク接続環境を変更することなく、申し込みから3日後にシンクライアント環境を自宅PC上に構築し、社内システムの利用が可能になるという。価格は1ユーザー当たり月額1890円(税込み)。
本サービスでは、同社の仮想マシン、OS、各種ミドルウェア、各種ツールからなるIT基盤と付帯する運用をオンデマンドで提供する「SecureOnline統制IT基盤提供サービス」を利用する。ユーザーはUSBメモリからブートした自宅のシンクライアントからSecureOnline内のUSBゲートウェイを中継し、レイヤー2ベースのインターネットVPNを介して社内のPCにアクセス、画面情報のみをやりとりする仕組みだ。USBキー内の設定情報やアクセス権限は認証サーバで一元管理され、またローカルデータがネット上に流れない画面転送方式を採用するため、機密データの外部流出を防ぐことができる。
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