NRIセキュアが同社のアクセス制御・監視ツール「SecureCube / Access Check」に、HTTPS暗号化通信の内容を監査できる機能を追加。6月1日より販売を開始した。
NRIセキュアテクノロジーズは6月1日、同社のアクセス制御・監視ツール「SecureCube / Access Check」にHTTPSの暗号化通信を制御・監査できる機能を追加し、販売を開始した。
SecureCube / Access Checkは、サーバに対するユーザーのアクセスを制御・管理するとともに、通信内容の監査やアクセスログの記録なども行うことができるソフトウェア製品。既存のユーザーIDとパスワードをそのまま利用しながらアクセス制御が可能で、サーバやクライアントにエージェントソフトウェアをインストールする必要もないため、スムーズな導入が可能だという。
同製品は、これまでもTelnet/SSH、HTTP、FTPの通信内容を監査することができたが、今回の機能強化でHTTPSによるSSL暗号化通信の内容も監査できるようにした。この機能を実装するアクセス制御・監視ツールは、国内では同製品が初めてだという。これまでは、本来HTTPSによる暗号化通信が望ましい機密情報でも、IT全般統制で必要なユーザーアクセス管理やログ管理のために、セキュリティリスクと引き換えに監査可能な非暗号化通信を利用するケースも多かった。このような場合は、同製品を導入することにより、セキュリティ対策とIT全般統制対応を両立させることが可能になるという。
また同社では、海外へのシステム運用委託などのニーズ増加を踏まえ、同製品の英語版の提供も行う。
同製品のライセンス価格は485万円(税別)から。同社は、2009年度の売り上げとして3億円を見込んでいる。
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