おっと! SharePointのキャパシティープランニングを忘れていたパフォーマンス低下を招く前に

Microsoftのオンラインコラボレーションツール「SharePoint」を利用する際、適切なキャパシティープランニングをしておかないと性能低下などのトラブルを招くことになる。

2010年05月10日 08時00分 公開
[Stephen Cummins,TechTarget]

キャパシティープランニングはなぜ省略されるのか

 SharePointのキャパシティープランニングに関して多くの企業が犯す最大の過ちは、プランニング作業そのものを怠ることだ。なぜそんなことが起きるのだろうか。理由はたくさんある。

 第一に、SharePointは多階層型アプリケーションであるため、キャパシティープランニングが非常に複雑になることがある。Windowsファイルシステム、Active Directory(以下、AD)、.NET Framework、Internet Information Services、SQL Serverのさまざまなキャパシティー制限に関する知識も不可欠だ。これらの制限を知っていれば、パフォーマンス、ユーザーエクスペリエンス、SharePointの拡張の妨げになるようなボトルネックを防ぐことができる。

 キャパシティープランニングを省略する理由としてよく挙げられるのが、「非現実的な期限のせいで十分な時間がない」「現在あるいは過去の利用率に関するデータが不足しているために、今後の拡張ペースを正確に予測できない」といったものだ。「SharePointでは情報がどのように保存・管理されているのかよく分からない」といった理由もあるだろう。

 どういった理由であれ、キャパシティープランニング作業に役立つ指針が幾つかあるので、それらを以下に紹介する。

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...