Microsoft Office SharePoint Server(以下、SharePoint)は、企業におけるドキュメントや知識の共有、メトリックの作成、分散したさまざまなチームメンバーによる効果的な共同作業を支援するコラボレーションツールの1つだ。
SharePointの採用を考えているITマネジャーは、このツールが社内のコンプライアンスに与える影響も検討すべきだ。
まずはコンプライアンス要件を念頭に置きながら、SharePointをどのように利用するかを明確にしなければならない。例えば、ビジネスの意思決定やビジネストランザクションの処理に使われるスプレッドシートの共有/更新にSharePointを利用するのか。ビジネスの意思決定を行うためのメトリックやそのほかの情報の作成に利用するのか。データのバックアップリポジトリとして利用するのか。
上記のいずれかに当てはまるなら、コンプライアンスの問題に取り組むことが必要になる。
また、Windows環境を管理するITマネジャーは、個人を特定可能な情報(Personally Identifiable Information:PII)や会計情報、知的財産、ミッションクリティカルな情報を、SharePointに保存するかどうかも検討しなければならない。PIIや機密データをこうしたコラボレーションシステムに格納するのは、必ずしも賢明ではない。しかし、もしそうする必要が生じたら、こうした情報のセキュリティを適切に確保することが不可欠となる。
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