仮想化管理、2012年のキーワードはマルチハイパーバイザー対応仮想化管理ベンダーの業界再編が予測される

専門家によると、2012年は複数のハイパーバイザーを管理できるツールへのニーズが本格化するという。これは、自社以外の仮想化管理製品を開発するつもりのないVMwareにとって逆風となりそうだ。

2012年02月14日 09時00分 公開
[Beth Pariseau,TechTarget]

 2012年には仮想化管理業界の再編が進み、異種ハイパーバイザーのサポートと総合的な管理製品が求められるだろう──ITプロフェッショナルや専門家はそう予測する。

 ユーザーやアナリストらによると、2012年はマルチハイパーバイザー環境を運用する企業が増えるのに伴い、マルチハイパーバイザー管理ツールへのニーズが本格化する見込みだ。

 「既に何を持っているかではなく、何を運用するのかに基づいてハイパーバイザーを選択する企業が増えてくるだろう」と話すのは、米地方銀行で副社長代理を務めるジョー・ヘンリック氏だ。「目的に合ったハイパーバイザーを選択すればコストを削減できることに彼らが気付き始めるからだ」

 ヘンリック氏は現在、Hyper-Vのユーザーだが、社内にはLinuxゲストも存在するため、米VMwareの製品も導入する可能性があるという。「これまでは、ある製品を採用したら他の製品を導入しないのが普通だったが、今後はこういった壁が取り払われていくと思う」と同氏は語る。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...