2012年10月29日 20時00分 UPDATE
ニュース

【IFRS】他国に比べて準備が整っている「乗り越えられない障害はない」、IFRS財団がSEC報告書を分析

評議員会議長は「IFRS財団スタッフによるこの分析は、米国がIFRSをアドプションする上で、乗り越えられない障害はないことを示している」とコメント。

[垣内郁栄,TechTargetジャパン]

 IFRS財団評議員会は10月23日、米国証券取引委員会(SEC)が7月に公表した米国のIFRS適用に関する「最終スタッフ報告」についてのIFRS財団スタッフの分析を公表した。評議員会議長のミシェル・プラダ氏は「IFRS財団スタッフによるこの分析は、米国がIFRSをアドプションする上で、乗り越えられない障害はないことを示している」とコメントした(参考記事:SEC、米国企業のIFRS適用について判断示さず)。

 IFRS財団による分析は、SECの報告書に対してコメントをする形で、エグゼクティブサマリーの他、IASBの組織やIFRSへの評価、IFRS適用方法などについて分析している。

 エグゼクティブサマリーの結論では「IFRS財団のスタッフはIFRSアドプションに関するSECの分析を、既にIFRSへ移行した他国の経験や学術研究で補足することができた」と説明した。その上でSECがスタッフ報告書で指摘したIFRS適用の課題について、以下のようにコメントした。

 「米国の経済規模を考えると、IFRSへの移行に関して特有の難しさがあると考えられるが、そのような難しさは既にIFRSに移行した他国の経験によると、グローバルの単一の会計基準にコミットするという政治的な意思があれば克服できる。加えて米国はIFRSのアドプションを検討している他の国に比べて、移行に向けてより準備が整っているといえるだろう」

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news077.jpg

電通が学生と企業の共創プロジェクト「βutterfly」を開発、企業向けにスポンサードプランを提供
電通は、顧客企業と学生の協働型プロジェクト「βutterfly」を開始すると発表した。β版...

news040.jpg

「インバウンド」で注目される浅草、訪日外国人観光客で賑わう理由とは?
口コミ時代のWebとソーシャルメディアは最大の武器。最小限の手間で最大の効果を発揮する...

news103.png

オムニバス、「セゾンDMP」を活用したターゲティング広告を提供
クレディセゾンの100%子会社オムニバスは、クレディセゾンが保有するクレジットカードの...