デスクトップ仮想化の運用に役立つ3つのホワイトペーパーホワイトペーパーレビュー

いつでもどこでも、どの端末からでも仕事ができる技術として注目を集めるデスクトップ仮想化。本稿では、デスクトップ仮想化の運用を効率化し、性能を向上させる上で役に立つホワイトペーパーを紹介する。

2012年11月13日 08時00分 公開
[荒井亜子,TechTargetジャパン]

 TechTargetジャパンのホワイトペーパーダウンロードセンターに登録されているホワイトペーパーの中から、デスクトップ仮想化の運用を効率化する上で役に立つ3つのホワイトペーパーを紹介する。

デスクトップ仮想化の課題とベストプラクティス

思わぬトラブルが招くデスクトップ仮想化運用の破綻、その回避策とは?

提供:富士通、ページ数:51

 デスクトップ仮想化は、従来クライアントにあったOSやアプリケーションをサーバ側に集約し、クライアントは入出力に特化させるソリューションだ。近年、このデスクトップ仮想化は、セキュリティやコンプライアンス強化だけでなく、ワークスタイルの変革や災害対策を目的に導入する企業も増え、身近なソリューションとして広まっている。

 しかし、運用管理では難しい問題もある。これまでは、エンドユーザーに任せていたPC管理作業が情報システム部門に集中することになるからだ。また、多くの仮想デスクトップ環境がセンター側に集約されると、システム全体の可用性やパフォーマンスで基幹システム並みの要件が問われるようになる。

 このホワイトペーパーでは、従来のPC運用管理の課題から、デスクトップ仮想化のトレンド、導入や運用の課題、ベストプラクティスのポイントまでを紹介している。デスクトップ仮想化の導入から運用管理まで、一連の作業をイメージしたい管理者にとっても役に立つホワイトペーパーだ。

Windows 7の仮想デスクトップ環境を最適に構築

Windows 7の仮想デスクトップ500人分のパフォーマンスを最適化するには?

提供:日本オラクル、ページ数:18

 デスクトップ仮想化では、拡張性や可用性、セキュリティ、パフォーマンスなどにおいて、自社の要件に基づいた最適な設計が求められる。

 このホワイトペーパーは、Windows 7の標準的な環境をユーザーグループに配信する、仮想デスクトップインフラストラクチャの設計を目標としている。Windows 7の仮想デスクトップ構築で求められる500人、1000人、1500人規模の具体的な容量サイズやパフォーマンスの数値を算出。CPUやメモリ量、ハードウェアの選択、ストレージ容量の設計、信頼性の高いネットワークの構成など、最適なパフォーマンスで配信するための技術や設計方法を解説する。

VDIサーバの内蔵ディスクだけでI/O性能を達成

仮想デスクトップのパフォーマンス向上とコスト低減は両立する

提供:日本ユニシス、ページ数:60

 デスクトップ仮想化が注目されるようになった背景の1つには、クライアントPCのリプレース時期を迎えた企業が、Windows 7への移行手段の1つとしてデスクトップ仮想化に目を向け始めたことがある。

 しかし、決して全ての導入ケースがうまく運んでいるわけではないようだ。VDIシステムの多くが、仮想デスクトップ環境のOSやアプリケーションを共有ディスクに置いている。この共有ディスクのI/O処理、VDIサーバと共有ディスクの間を結ぶネットワークがボトルネックとなり、十分な性能が確保できなくなることが多いのだ。

 それを解決する手段となるのが、VDIサーバに仮想ストレージを置くソリューションだ。具体的には、ハイパーバイザー上で動作し、各仮想デスクトップに対して仮想ディスクを提供する。この仮想ディスクに対して行われるI/O処理は、重複排除が施され、最小化されて物理ディスクに送られる。この仕組みを活用すれば、共有ストレージに多数のディスク装置を並べてI/Oを分散しなくても、VDIサーバの内蔵ディスクだけでVDI環境に必要なI/O性能を達成できる。

 ソリューションの詳細や、その他のさまざまなVDI・シンクライアントソリューションに関してはホワイトペーパーをご覧いただきたい。

 今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、技術文書や製品資料、事例紹介など仮想化に関するホワイトペーパーを掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。

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