2013年10月22日 08時00分 UPDATE
特集/連載

AppleとMicrosoftの構図に似ている?SDNを巡って衝突が避けられないVMwareとCiscoの奇妙な蜜月

VMwareとCisco Systemsは公にはパートナー関係を維持しつつも、ネットワーク仮想化やSDNの分野ではライバル関係であると言わざるを得ない。両者のネットワークに関するアプローチを比べた。

[Shamus McGillicuddy,TechTarget]

 米Cisco Systems(以下、Cisco)は、2013年8月にVMworld 2013で米VMwareが行ったネットワーク仮想化プラットフォーム「VMware NSX」の発表に参加しなかった。これは思わず目にとまった。VMwareのネットワーク分野における最も古くからのパートナーなのに、Ciscoはだんまりを決め込んだからだ。一方、ネットワークスタックの上位層から下位層までのさまざまな技術を手掛けるライバル各社は、VMworld 2013で自社製品とVMware NSXとの統合を胸を張って説明した。

 VMware NSXに関するCiscoの沈黙を破ったのは、最高技術責任者(CTO)のパドマスリー・ウォリアー氏。同氏はCiscoの公式ブログで、「ネットワークの将来へのCiscoのビジョンは、VMwareのビジョンとは大きく異なっている」と述べた。データセンターネットワークとネットワーク仮想化に対するVMware NSXのソフトウェアオンリーのアプローチは、「スケーラビリティに欠けており、物理インフラと仮想インフラの完全な可視性をリアルタイムに提供しない」と、同氏は記している。

 一部のITプロフェッショナルは、CiscoはVMware NSXに対する筋の通った反論を行っていると考えている。しかし、Ciscoは自社のSDN(Software Defined Network)ビジョン「Cisco Open Network Environment(ONE)」の推進や、子会社のInsieme Networksを通じて将来行う製品投入のための地ならしをしていると考える向きもある。

仮想ネットワークオーバーレイのスケーラビリティ:問題視は時期尚早か

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news026.jpg

2016「今年の○○」、“ほぼほぼ”納得のいく調査データまとめ
「2016年の○○」「今年の××」といったまとめ系調査が数多くリリースされる季節になり...

news106.jpg

コムニコ、企業やブランドのSNSアカウントに特化した投稿検索・分析ツールを提供
コムニコは、企業やブランドのSNSアカウントに特化した投稿検索・分析ツール「POST365」...

news025.jpg

博報堂とCCCマーケティング、Tカード会員1200万人分の実購買データに基づくリサーチパネル活用で協業
CCCマーケティング、博報堂、博報堂子会社の東京サーベイ・リサーチは業務提携を行い、T...