生産性か、持ち運びやすさか
タブレットに外付けキーボードを付ける人と付けない人 それぞれの譲れない主張
タブレットで本格的に文章を書く場合、外付けの物理キーボードがあると便利だ。しかし、物理キーボードはかさばる。そのため仮想キーボードも強い支持を集める。どちらを選ぶべきか。
多くの人々は、持ち運びやすさと柔軟性を重視した場合に、ノートPCではなくタブレットを選択する。だが、タブレットは、物理キーボードを取り付けることで使いやすくなることがある。現状、タブレットの使い勝手に満足している場合も、外付けの物理キーボードの使用を検討してみることをお勧めする。
タブレットの主なメリットの1つは小型であることだ。そのため、かさばる付属品を取り付けることは、直感に反する考えだと思うかもしれない。だが、物理キーボードを使うことが理にかなっている場合もある。
物理的なキーボード:究極の生産性
物理キーボードは今でも文字の入力に最適なツールである。数十年という長い年月を経て、タイプライター、デスクトップ、ノートPC、タブレットへと受け継がれてきた。タブレットで多くのコンテンツを作成する場合は、物理キーボードを使うと作業の効率化を図ることができるだろう。
物理キーボードには明確なメリットが1つある。それはタッチタイピングで文字を入力できることだ。仮想キーボードではキーボードを見ないで文字を入力することは不可能である。タッチタイピングの能力に長けている人は、話すよりも速く入力できる。また、キーを押すことで入力時の衝撃が緩和され、指に掛かる負荷が軽減される。
デメリットはかさばることだ。非常に小型で軽量な物理キーボードでも、タブレットのサイズや重量とそれほど変わらない。
しかし、長文のメール、複雑なスプレッドシート、詳細なリポート、小説、ニュース記事など、何時間もタブレットで文字を入力する場合、このデメリットは取るに足らないものになるだろう。
だが、だからといって、物理キーボードが標準で搭載されているノートPCが、タブレットで外付けの物理キーボードを使うよりもよい選択肢になるとは限らない。仕事ではA~Zのキーが配置された物理キーボードは役に立つ。だが、タブレットを使用してくつろいでいるときは、どうだろうか。例えば、Webサイトを閲覧したり、ゲームをプレイしたり、動画を視聴したり、電子書籍を読んだりしているときなどだ。恐らく多くの用途で物理キーボードは邪魔になるだろう。不要なときに物理キーボードを取り外せるという点で、タブレットはノートPCよりもずっと柔軟性が高い。
仮想キーボード:抜群の持ち運びやすさ
タブレットでは、ユーザーと作業画面の間を遮るものがない。そのため、今まで開発された端末の中で最も純粋なコンピューティングエクスペリエンスを実現しているといえる。ユーザーは、指で画面をタッチするだけで文字を入力できる。入力するために別の入力装置は必要ない。
コンピュータをディスプレーだけというコンパクトな状態にした結果、タブレットは非常に持ち運びやすいデバイスになった。物理キーボードを取り付けると、持ち運びやすいというメリットが失われるのは事実だ。
しかし、タブレット単体では最適な使い勝手を実現することはできない。純粋なタブレットとして使用する場合、文字の入力には画面に表示される仮想キーボードを使用する。だが、仮想キーボードをタッチして文字を入力すると、物理キーボードを使用した場合よりも時間がかかる。また、数百ワードも入力すると、指先の感覚がなくなることは珍しくない。
だが、タブレットの主な利用目的がコンテンツを利用すること(コンテンツの作成ではなく情報収集)であれば、この点は問題にならないだろう。仮想キーボードは、ショートメール、ステータスの更新、ツイートなど、短文の投稿には最適な入力手段である。
正解は1つではなく、多くの選択肢がある
物理キーボードと仮想キーボードのどちらが適しているかは、タブレットの使い方によって異なる。そのため、タブレットで物理キーボードを使うかどうかは、ご自身で判断いただきたい。
物理キーボードを取り付けることが理にかなっていると判断した人のために、市販されているほぼ全てのタブレットには外付けできる物理キーボードの選択肢が用意されている。米Appleの「iPad」用の物理キーボード市場は盛況で、さまざまなデザインがある。もちろん、米Googleの「Android」搭載機種向けの物理キーボードも販売されている。また、米Microsoftは自社のタブレット用にクリップ式の物理キーボードを提供している。米Dellを含むWindowsタブレットメーカーもMicrosoft同様にクリップ式の物理キーボードを販売している。
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