ストレージ仮想化/SDSとは? いまさら聞けない基礎知識

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、ストレージ仮想化/SDSに関する用語解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

ストレージ仮想化とはどのような技術なのか

 ストレージ仮想化とは、複数の物理ストレージを単一のストレージ領域(ストレージプール)にまとめ、必要な容量を論理的に分割して仮想ストレージとして利用できるようにする技術だ。ストレージプールと仮想ストレージは、管理コンソールで一元管理できる。(続きはページの末尾にあります)

ストレージ仮想化/SDS関連の用語解説

BCP/DRの観点で導入が進むバックアップツール 読者調査で分かった利用状況

2012年4月に実施したバックアップツールの利用状況に関するアンケート。調査結果から製品の満足度や運用上の課題などが明らかになった。

(2012/6/8)

アンケートに見る「RIAの認知度と導入状況」

「RIA」という言葉は、利用者にどれくらい認識されているのだろうか。今回は、RIAコンソーシアムのアンケート調査の結果から読み取れる「RIA開発の現状」について、調査を取りまとめた担当者に話を聞いた。

(2009/8/21)

普及が進むデータセンターサービス、ユーザーの本音は果たして?

2008年末にTechTargetジャパン会員を対象に実施された「データセンターの利用状況に関するアンケート調査」。その結果から、データセンターのサービスに対して抱くユーザー企業の思いが浮き彫りとなった。

(2009/1/14)

ストレージ仮想化の仕組みとは

 ストレージ仮想化ソフトウェアは、物理ストレージの利用可能なストレージ容量を特定し、その容量をストレージプールに集約する。ストレージプールは、物理サーバや仮想マシン(VM)から使用できる。

 エンドユーザーからは、ストレージプールを構成するストレージリソースは直接見えない。エンドユーザーが利用する仮想ストレージは、読み取りと書き込みが可能な単一の物理ストレージのように見える。

 ストレージ仮想化ソフトウェアは、物理ストレージとホスト(PCやサーバなど、ストレージにアクセスする任意のデバイス)間のデータのやりとりを仲介する。OSやアプリケーションはストレージ仮想化ソフトウェアを介して、仮想ストレージを利用する。

 複数のHDDを組み合わせて1つのHDDのように利用できるようにするRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)アレイも、ストレージ仮想化の一種と考えることができる。エンドユーザーには、RAIDアレイ内の複数のドライブが1つのストレージのように見える。

 RAIDアレイは、複数のドライブに対してデータのストライピング(分散して書き込むこと)やレプリケーション(複製)を実行する。こうすることで1秒当たりI/O(入出力)を向上させながら、1つのドライブで障害が発生した場合に備えてデータを保護できる。