ストレージ仮想化とは、複数の物理ストレージを単一のストレージ領域(ストレージプール)にまとめ、必要な容量を論理的に分割して仮想ストレージとして利用できるようにする技術だ。ストレージプールと仮想ストレージは、管理コンソールで一元管理できる。(続きはページの末尾にあります)
2012年4月に実施したバックアップツールの利用状況に関するアンケート。調査結果から製品の満足度や運用上の課題などが明らかになった。
「RIA」という言葉は、利用者にどれくらい認識されているのだろうか。今回は、RIAコンソーシアムのアンケート調査の結果から読み取れる「RIA開発の現状」について、調査を取りまとめた担当者に話を聞いた。
2008年末にTechTargetジャパン会員を対象に実施された「データセンターの利用状況に関するアンケート調査」。その結果から、データセンターのサービスに対して抱くユーザー企業の思いが浮き彫りとなった。
ストレージ仮想化ソフトウェアは、物理ストレージの利用可能なストレージ容量を特定し、その容量をストレージプールに集約する。ストレージプールは、物理サーバや仮想マシン(VM)から使用できる。
エンドユーザーからは、ストレージプールを構成するストレージリソースは直接見えない。エンドユーザーが利用する仮想ストレージは、読み取りと書き込みが可能な単一の物理ストレージのように見える。
ストレージ仮想化ソフトウェアは、物理ストレージとホスト(PCやサーバなど、ストレージにアクセスする任意のデバイス)間のデータのやりとりを仲介する。OSやアプリケーションはストレージ仮想化ソフトウェアを介して、仮想ストレージを利用する。
複数のHDDを組み合わせて1つのHDDのように利用できるようにするRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)アレイも、ストレージ仮想化の一種と考えることができる。エンドユーザーには、RAIDアレイ内の複数のドライブが1つのストレージのように見える。
RAIDアレイは、複数のドライブに対してデータのストライピング(分散して書き込むこと)やレプリケーション(複製)を実行する。こうすることで1秒当たりI/O(入出力)を向上させながら、1つのドライブで障害が発生した場合に備えてデータを保護できる。