IFRSを連結財務諸表に任意適用した5社目の企業となった日本たばこ産業(JT)が金融庁の企業会計審議会で自らのIFRS適用について語った。ライバル企業との国際的な競争が激しくなる中で、JTがIFRSに期待したものは何か。プロジェクトチームやコストなどについても詳細が説明された。
第1回で説明したようにPMOの役割はさまざまだ。その役割はプロジェクトの特性によって変わり、プロジェクト管理スキルにとどまらず、業務・システム開発の知識や調整・問題解決スキルが必要とされる。連載第2回では具体的な事例を基にユーザー企業にとってのPMO活用法を解説しよう。
IFRS推進派と慎重派の議論が盛んになってきた。両者はどのようなテーマで議論しているのか。それぞれの主張を紹介、整理し、今後のIFRS適用の姿や日本の会計実務の将来を占ってみよう。
全てを公正価値で評価、製造業に向かないなど、IFRSについてはさまざまな指摘がされている。その指摘は正しいのか。IASBの理事を10年務めた山田辰己氏が検証した。8月に行われた講演の内容をレポートする。
水晶デバイス最大手の日本電波工業が他社に先駆けてIFRSを任意適用した。何に苦労し、どう解決したのか。そして適用して良かったことは――IFRS任意適用の実務を担当した財務本部のコアメンバーに話を聞いた。