第1回で説明したようにPMOの役割はさまざまだ。その役割はプロジェクトの特性によって変わり、プロジェクト管理スキルにとどまらず、業務・システム開発の知識や調整・問題解決スキルが必要とされる。連載第2回では具体的な事例を基にユーザー企業にとってのPMO活用法を解説しよう。
前回は、企業におけるプロジェクト運営の難易度が高まる中、プロジェクトを成功に導くためのプロジェクトマネジメントオフィス(以下 PMO)の在り方について、プロジェクトの特性に応じて求められる役割、類型を中心に考察した。今回は、実際にPMOとして参画した事例に基づき、プロジェクトの置かれた状況に応じて、具体的にPMOがどのような役割を果たしたのか紹介したい。
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