Winnyウイルスの感染による情報流出事件が後を絶たない。企業が持つ顧客情報リストをはじめ警察の捜査情報や自衛隊の機密情報なども流出しており、国が「Winnyを使わないように」と呼びかける異常な事態に発展している。
機密情報がネット上に流出するため、一度流出した情報はまず回収できない。また、顧客へのお詫びやフォローはもちろん、事態の収拾のために消費される費用や手間は膨大なものであり、企業が築き上げてきた信頼を失う可能性もある。
一方、Winnyウイルスも日々進化しており、初期にはマイドキュメントにあるファイルを公開させていたが、現在ではドライブを丸ごと公開するウイルスが確認されている。また、WinnyだけでなくやはりP2PソフトであるShareにも感染するウイルスが登場するなど、予断を許さない状況が続いている。社員が仕事用のファイルを自宅に持ち帰り、自宅のPCが感染して情報が流出するケースや、すでに会社を辞めている元社員の個人用PCから流出するケースもあり、企業が行わなければならない対策が多岐にわたっている。
このような状況を踏まえ、4回に渡りWinnyウイルス特集をお送りする。Winnyウイルスの現状や情報流出の仕組み、P2Pソフトの基礎知識、感染してしまった場合の対処法や未然に行う対策やソリューションなどをまとめていく予定だ。第一回の今回は、Winnyウイルスを取り巻く現状をお伝えする。
「ペプシチャレンジ」で煽られて焦ったコカ・コーラの“痛恨のやらかし”とは?
長年の間「コーラ戦争」を続けてきたCoca-ColaとPepsi。マーケティング施策でも切磋琢磨...
デジタル化する顧客体験に関する消費者と企業の認識ギャップ――ナイスジャパン調査
問い合わせの初動としてインターネットやFAQ検索をする人が約8割。デジタルチャネルによ...
気象データは近未来のデータ 予測に基づき「役に立つ」広告を届ける
気象データを活用することでどのような広告コミュニケーションが可能になるのか。海外の...