2007年01月30日 07時00分 公開
特集/連載

SANの運用を改善する5つのコツColumn

ここでは、SANの運用をパフォーマンス、キャパシティ管理、可用性の面で改善するコツを紹介する。これらのコツは主に、Fibre Channel(FC)やiSCSI、InfiniBandを使ったブロックベースのSANで利用できるが、NFSやCIFSを使ったファイルベースのNAS環境にも有効だ。

[Greg Schulz,TechTarget]

 SANの運用の改善に当たっては注意すべきことがある。最適化の結果として動作が不安定になるのを避けることだ。つまり、運用を改善するには、さまざまな要素のバランスを取る必要があり、自社環境や利用可能な技術、ワークロード(正常および異常なワークロードの状態はどのようなものかを含めて)を把握していなければならないということだ。一般に、SANの運用改善のために取り組むべきことは次の5つだ。

  1. 自社環境の分析と理解(→正常な状態と異常な状態の把握)
  2. さまざまなツール、トポロジー、技術の活用(→適切な構成)
  3. トラフィックの分離、リソース利用率の最大化、ボトルネックの回避(→効果的な運用)
  4. 技術の保守と更新の計画(→最新技術の利用)
  5. パフォーマンス/キャパシティー計画の作成と保守(→先を読んだ対応)

1. 自社環境の分析と理解

 まず、SANの稼働状況を把握する必要がある。そのために押さえるべき点は、「正常な状態、あるいは正常でない状態はどのようなものか」「SANがどのように構成されているか」「誰がどのリソースをいつ使用しているか」「季節的な要因でワークロードが急増する場合があるか」「どのようにバックアップが行われているか」などだ。

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