IBMとRed Hatが、「IBM System z」に「Red Hat Enterprise Linux」の導入を促進するための協業を発表した。
米IBMとRed Hatは5月9日(現地時間)、IBMのメインフレーム「IBM System z」への「Red Hat Enterprise Linux」導入を促進するための協業を発表した。今回の協業により両社は、IBMのメインフレームの信頼性、可用性、拡張性とRed Hatのオープンソースソリューションの価値を、ユーザーに提供していくという。
今回のリリースで両社は、IBM System ZとRed Hat Enterprise Linuxが持つセキュリティの優位性を強調。双方から提供される包括的な監査機能により、システム管理者は企業のセキュリティポリシーの有効性を評価できるとしている。また、IBM System zは、セキュアOS「Security Enhanced Linux(SELinux)」を活用することもできる。SELinuxは、データおよびカーネルリソースへのアクセスに対して、きめ細かいポリシーベースの制御ができるため、脆弱化したプログラムがポリシーに反して動作することはないという。
また、両社は共同エンジニアリングチームを設置。オープンソースコミュニティとの連携や、IBM System z上で稼働するRed Hat Enterprise Linuxのパフォーマンスとセキュリティをさらに強化する方法を検討していく予定だ。なお、本件の日本における対応の詳細は未定。
会員登録を行うことで、300点以上の技術資料がそろったホワイトペーパーや興味・関心分野ごとに情報を配信するメールマガジン、さらにITmediaや@ITの特集記事がPDFでまとまって読める電子ブックレットなど、各種サービスを無料で利用できます。会員登録(無料)はこちらから
世界のブランド価値ランキング 「フェラーリ」が成長率トップの一方で「テスラ」は……
Interbrandが毎年発表する世界のブランド価値評価ランキング「Best Global Brands」の202...
「リスクヘッジ購買」の実態 購入後に生活者が気にしていることとは?
電通デジタルは、「EC・店頭をまたぐ購買行動実態調査2024」を実施した。コロナ禍の行動...
ホンダがアイルトン・セナ登場の感動動画をリリース F1ブームが世界で再燃する背景に何が?
米国でモータースポーツの人気が再燃している。Hondaの新たな広告動画では、F1のアイコン...