アプリの仮想化はWindowsターミナルサービスよりお得?サーバで仮想化

サーバ上でアプリケーションを仮想化することで得られるメリットは幾つかある。ネットワーク上の大規模なターミナルサーバを代替することもその1つだ。

2007年11月30日 04時45分 公開
[Danielle Ruest, Nelson Ruest,TechTarget]

 サーバ上でアプリケーションを仮想化することで幾つかのメリットが得られる。例えば、アプリケーションサーバを統合したり、ネットワーク上の大規模なターミナルサーバを代替したりできる。

 実際、アプリケーションの仮想化はWindows Serverのターミナルサービス(TS)“キラー”かもしれない。TSよりもはるかにシンプルなアプリケーション管理モデルを提供するからだ。アプリケーションの仮想化では、アプリケーションを共有モードでインストールする必要がない。また、サーバのコストも削減できる。ストリーミングサーバは必要なリソースが比較的少ないからだ。

 現在、企業がTSを運用する理由は幾つかあるが、一番の理由はアプリケーションを容易に集中管理して1カ所で更新できるからというものだ。

 だが、ユーザーがTS上のアプリケーションにアクセスするには、ネットワークに接続していなければならない。TS Webアクセスを使えばユーザーにインターネットや無線経由でアプリケーションを提供できる。しかし、こうした接続環境がなければユーザーはアプリケーションにアクセスできない。また、TSサーバは、マルチプロセッサや大容量メモリなどの豊富なリソースを備えた大規模サーバでなければならない。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...