Leopard Serverでは、1台のApple Xserve上で複数のライセンスコピーのLeopard Serverを実行できる。ただし、仮想化プロバイダーのソフトウェアが同プラットフォームをサポートすることが条件だ。
Appleは自社のOSの動作は自社のハードウェア上でしか認めないという方針を堅持しているが、こと仮想化に関するかぎり、同社はやや態度を軟化させた。
Appleのエンドユーザーライセンス(EULA)によると、10月末に出荷されたMac OS Xの最新版である「Leopard Server」では、ライセンシーは1台のAppleブランドのサーバプラットフォーム上で複数のライセンスコピーのLeopard Serverを実行できるとされている。従来のAppleのEULAでは、1台のハードウェアプラットフォーム上でMac OS X Serverの1つのインスタンスを実行することしか許されなかった。
この変更を最初に報告したのは、ウィスコンシン・マディソン大学のシニアシステムエンジニア、デイブ・シュローダー氏だ。同氏はこの変更について「MacEnterprise.org」メーリングリストに投稿し、Appleのサーバハードウェアの有効活用を可能にするものとしてこの動きを歓迎した。
「当大学では、AppleのXserve(Appleのサーバハードウェアプラットフォーム)の大半が稼働していないが、さまざまな理由でMac OS X Serverを各マシンにインストールする必要がある。複数のMac OS X Serverを1台のサーバマシンに統合できれば素晴らしいのだが。そうなれば、コストを大幅に削減できるため、多数のタスクにおいてMac OS X Serverが再び魅力的な選択肢になるだろう」とシュローダー氏は記している。
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