2007年10月31日 04時45分 公開
特集/連載

ディザスタリカバリ対策としての仮想化メリットは合理化だけではない

手ごろなコストで実現できるディザスタリカバリ対策として仮想化を利用する動きが広がっている。VMwareの製品を導入した事例を2つ紹介する。

[Linda Tucci,TechTarget]

 米ペンシルベニア州検察局のCIO、ジョージ・ホワイト氏は、同局の150台の古いスタンドアロンサーバを、VMwareの仮想化ソフトウェアを導入した50台のDell製ブレードサーバに置き換え、ミッションクリティカルなITシステムを仮想環境に移行した。

 「仮想化はわれわれにとって新しい技術だったため、これは勇気の要る試みでもあった」とホワイト氏。だが、コスト削減とパフォーマンスの面で良好な成果が上がったため、2007年の春に開設した同局のリモートディザスタリカバリサイトに仮想化を導入する計画を進めている。「われわれは仮想化を、ディザスタリカバリの基盤技術として活用しようとしている」

 こうした取り組みに乗り出しているCIOは、ホワイト氏だけではない。

 6カ月前に仮想化が魅力的な技術として注目されるようになったころには、中堅企業のCIOの関心は仮想化によるIT環境の合理化に集中していたと、Gartnerの中堅企業市場担当アナリスト、ジム・ブラウニング氏は語る。

 「彼らは30台のサーバを20台に減らし、コストを5万ドル節約するといった成果を上げて満足していた」とブラウニング氏。「だが、彼らは間もなく、仮想化はほかの目的にも利用できることを理解するようになった」

 ブラウニング氏は、手ごろなコストで実現できるディザスタリカバリ対策として仮想化を利用する動きが広がっており、その効果にCIOが非常に満足していることに気付いた。

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