ミラポイント、クアッドコアCPU搭載のメールアプライアンス新製品を発表NEWS

ミラポイントジャパンは同社のメールアプライアンス製品を一新、約30%の性能向上を果たしたほか、ストレージ容量を倍増させるなど大幅に機能拡張した。

2008年01月28日 19時01分 公開
[堀見 誠司,TechTarget]

 メールセキュリティ対策専業ベンダーのミラポイントジャパンは1月28日、電子メールサーバとメールセキュリティの新製品を発表、同日より販売を開始した。従来モデルを一新し、ストレージ容量の拡張、セキュリティ処理性能の改善など大幅な機能向上を図った。

画像 Mirapoint Message Server。S6000に対応する専用ストレージアレイ「XSAN」は最大126Tバイトまで拡張できる

 ミラポイントはこれまで、アプライアンス製品としてメールサーバ「Message Server」、アンチスパム/アンチウイルス対応メールゲートウェイ(MTA)「RazorGate」、メールアーカイバ「RazorSafe」といった、メールシステムの運用やセキュリティ対策に特化した製品を手掛けてきた。今回、OSのバージョンアップと同時にCPUやストレージを強化したMessage ServerとRazorGateの後継製品をそれぞれ3機種投入する。

 具体的には、全モデルでCPUにクアッドコアのXeonプロセッサを採用。2Uサイズの上位機ではデュアル構成を可能にするなど大幅に性能を改善した。Message Server最上位モデルとなる「S6000」は、外部ストレージとして最大8TバイトのファイバーチャネルSAN(Storage Area Network)対応ディスクアレイをサポートし、n+1(9アクティブ対1スタンバイ)の冗長化構成が可能だ。「スパム、ウイルス対策だけでなく災害時のデータ復旧もメールセキュリティの一環」(同社)として、BCP(事業継続計画)の観点からストレージ機能を強化したのが特徴で、スナップショット技術の採用により、リアルタイムバックアップやユーザー単位のリストアを実現した。

 またRazorGateでは、OSのアップデートによるエンジンの最適化やハードウェア性能の向上によって、アンチウイルス/アンチスパム処理時に配信可能なメール数が従来モデルより25~30%アップの1時間当たり24.8万通となった。

画像 従来の「5」シリーズとの比較と位置付け

 Message Serverの価格は、インターネットサービスプロバイダー(ISP)/教育機関、データセンター向けのS6000が960万9000円から、大企業向けの「M6000」「M600」が623万円および352万7000円から。従来モデルのM50については、中堅・中小企業向けとして継続販売される。RazorGateの価格は、同じくISP向け「RG6000」が623万円から、大企業向け「RG600」が352万7000円から、中堅・中小企業向け「RG160」が142万1000円から。なお、既存の「5」シリーズのユーザーは、保守契約を結んでいればOSのアップグレードは無償で行える。

 同社は2008年の製品の強化プランとして、RazorGateでの送信ドメイン認証技術「SPF」やメールトラフィック制限への対応、Message ServerでのActive Directory連携機能の拡張、RazorSafeでのExchange連携やテープバックアップのサポートなどを予定している。

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