個人ユーザー向けWebサービス「Windows Live」のAPIの技術情報を公開。ユーザーはWindows Liveの各種機能をカスタマイズし、自社のWebサイトに組み込むことができる。
マイクロソフトは6月3日、Webサービス基盤「Windows Live プラットフォーム」の日本語技術情報を公開した。具体的には、個人ユーザー向けWebサービス「Windows Live」のAPI(Application Programming Interface)の技術情報を公開している。
「Windows Live プラットフォーム」を採用することで、Windows Liveの各種機能をカスタマイズし、自社のWebサイトに組み込むことができる。Webクリエイターや開発者は、JavaScriptやRESTなど、Web開発の標準的なスキルでWindows Live プラットフォームを活用でき、新しい技術を習得することなく効率的にWebサイトを構築できるとしている。
日本におけるWindows Live プラットフォーム採用の先行事例として、USENの提供する無料動画配信サービス「GyaO」が「Windows Live Alerts」を採用し、GyaOの新着情報などを確認できる「GyaOアラート」機能の提供を同日より開始した。
Windows Live プラットフォームは5分野12種類のコンポーネントで構成されており、MSは今後も増やしていく予定。詳細は以下の通り。
コンポーネント | |
---|---|
インフラストラクチャ | 「Silverlight Streaming by Windows Live」「Windows Live Admin Center」 |
ユーザーデータ | 「Windows Live Spaces」「Windows Live Contacts」「Windows Live Photos」「Application-based Storage」 |
コミュニケーション | 「Windows Live Messenger」「Windows Live Alerts」「Windows Live Agents」 |
地図と検索 | 「Virtual Earth」「Live Search」 |
認証 | 「Windows Live ID」 |
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