Webサイトの評価や不正サイトに誘導する悪質メール対策を新たにサポート。システムを改変する不正プログラムの監視も可能となった。
トレンドマイクロは7月28日、中小企業向け統合セキュリティソフトウェア「Trend Micro ビジネスセキュリティ 5.0」を8月22日より出荷開始すると発表した。パターンファイル検知に依存しない挙動監視に対応、エンジンの改良によりウイルス検索速度が大幅に向上した。
ビジネスセキュリティは、ウイルス/スパイウェアなどの脅威対策、情報漏えい対策、クライアント管理などのセキュリティ対策・管理機能を一元的に提供するWindows対応クライアント/サーバ型ソフト。新バージョンでは、悪質化する「Webからの脅威」対策として、(1)不正サイトに誘導しようとする迷惑メールの検知(Outlook、Windows Mailに対応)、(2)対象Webサイトの信頼度に基づきアクセスを制御するWebレピュテーション(評価)、(3)不正プログラムがシステムファイルやレジストリを改変していないかどうかを検知する挙動監視の3機能を新搭載した。特に(3)は、パターンファイル提供前の未知のウイルスによるゼロデイ攻撃を一時的に防ぐ仕組みを、中小企業向け製品で可能にしたのが特徴。
さらにウイルス検索エンジンをスパイウェア検索エンジンと統合することにより、業務処理の負荷となるクライアントPC上のウイルス検索時間を従来製品比で最大80%短縮したという。
製品はパッケージ版とライセンス版の2種類がある。パッケージ版(5~25ユーザー)の初年度の価格はユーザー当たり5500円。ライセンス版(5~99ライセンス)の価格は以下の通りで、2年以上利用する場合、パッケージ版より安くなる(いずれも税抜き)。
ライセンス数 | 初年度 | 2年目以降 |
---|---|---|
5~24 | 6900円 | 3450円 |
25~49 | 6800円 | 3400円 |
50~99 | 6500円 | 3250円 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
サイバー攻撃から自社を守るだけでなく、取引を拡大するためにもセキュリティ対策の強化は必須の取り組みだ。その理由を確認しながら、セキュリティ対策の強化で特に重要とされる従業員教育について、必要性や実践法を解説する。
ある調査によるとDXに取り組んでいる中小企業は、2割にも満たないという。中小企業がDXを実現できない理由となっているのが、人材不足だ。しかし、人材不足の中でもDXを目指して取り組めることはある。それがペーパーレス化だ。
中小企業は、モバイルアプリケーションを活用することで顧客と密接な関係を構築したり、パートナー企業との関係を維持したりできる。モバイルアプリケーションが役立つ理由を7つ紹介する。
コロナ禍を経て、業務に必要な「ノートPC」の条件は変わった。どのような条件で選ぶことが望ましいのか。選定のポイントを解説する。
価格の低下で中堅・中小企業にとっても手の届きやすい存在になった「SAN」。「NAS」を使う中堅・中小企業が、SANへ移行する適切なタイミングを把握するために注視すべき「7つの兆候」とは。
いつまで紙やExcelで情報共有するの? クラウドERPが変える中堅製造業の将来像 (2024/12/6)
「安さ」「機能」「サポート」の課題を解決 社用スマホ選定4つのポイント (2024/3/26)
後回しではいけない 今こそ実施したいBCP対策と通信の冗長化 (2024/3/26)
地方で働き方のリーディングカンパニーを目指す鈴弥洋行の取り組みとは? (2023/1/13)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。