企業のガバナンス、リスク管理、コンプライアンスを支援する「Oracle GRC Suite」を強化。「Oracle GRC Manager」を機能拡張するとともに、内部統制報告書作成を支援する新アプリケーションを販売。
日本オラクルは8月5日、企業のガバナンス、リスク管理、コンプライアンス(GRC:Governance, Risk and Compliance)を支援するアプリケーション製品群「Oracle GRC Suite」の強化を発表した。
今回の強化では、内部統制の運用状況を一元管理できるアプリケーション「Oracle GRC Manager」の機能拡張を行うとともに、内部統制報告書作成を支援する分析・リポート機能「Oracle GRC Intelligence」を新製品として提供開始する。
Oracle GRC Managerの機能拡張では、日本の導入企業からの要望に対応し、監査範囲やコントロール(統制)の絞り込み(Scoping)機能を実装。グローバル企業のニーズにも応え、対応言語を中国語を含む11カ国語に拡充し、さらに組織変更などによる人事情報の変更に合わせてマスタを一括更新する機能を追加した。
また、新たに提供開始するOracle GRC Intelligenceは、内部統制状況の分析画面とリポート作成機能を提供。企業全体のリスク対応状況の可視化と業務別や地域別情報、コンロール状況やテストの進ちょくなど、詳細な項目まで掘り下げて状況を把握することが可能だ。また、定型での帳票作成が可能なリポート機能を装備し、内部統制報告書作成の効率化を支援する。
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