製品に関して否定的な見方が広がると、その製品を支持するのが極めて困難になることがある。こういった評判をコントロールするのもIT部門の役割だ。
最近、われわれの社内ブログに面白い投稿があった。それは、Mac用の「Microsoft PowerPoint 2008 for Mac」に関する非常に否定的な内容だった。われわれはMac用PowerPointのヘビーユーザーではないので、この製品に関する評判はそれほど気にはならないが、この投稿は企業ブログの利用法に関する興味深い問題を提起するものだ。
IT業務に携わる人であれば知っているように、われわれの業務では評判が容易に現実になる。特定のIT製品に関して否定的な見方が広がると、その製品を支持するのが極めて困難になることがあるのだ。逆のケースもある。つまり、人々がある製品にほれ込むと、知らないうちに予想をはるかに上回る速度で導入が進むのだ。
ブログの投稿であれ廊下での立ち話であれ、こういった評判をコントロールするのもIT部門の役割だ。われわれはちまたの評判から一段上の視点に立ち、必要とあればこういった主張に反論しなければならない。今回のケースでいえば、PowerPointについてコメントを書いたユーザーは尊敬すべき人で、われわれはソフトウェアの評価を依頼していたのだ。自己弁護するような格好になったが、彼に対してわれわれがどのように新しいソフトウェアのテストと配備を行っているかについて、多少のジョークを交えて説明しておいた。今後は、否定的なレビューを公開する前には、少なくともその旨をわたしに知らせてもらうよう投稿者たちにお願いするつもりだ。だからといって、投稿内容を検閲するつもりはないが。
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