Windows XPのネットワークセキュリティは、レジストリキーで強化できる。筆者お気に入りの5種類のレジストリキーを紹介しよう。
「Windows XPにはちょっと詳しい」というシステム管理者に話を聞くときは必ず、「あなたのお気に入りのレジストリキーは?」と尋ねることにしている。そして大抵の場合、うつろな視線が返って来る。
そこで本稿では、わたしのお気に入りのレジストリキーを5種類紹介する(※)。システムのセキュリティ強化に役立つはずだ。
※編注:レジストリはWindowsの動作に影響を与えます。変更については自己責任にてお願いします。
わたしが最も気に入っているレジストリキーは「Hidden」だ。このレジストリ値を追加すると、Windows XP搭載PCをネットワーク閲覧リストから消去できる。これにより、たまたまネットワークに接続してきたようなユーザーが、「マイ ネットワーク」画面でマシンを見つけてしまう事態を防止できる。わたしはこれを自分自身のコンピュータと、ほかの人にいじってほしくない大切なノートPCとデスクトップPCに使っている。
キーの名前:HKLM\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
値の名前:hidden
型:REG_DWORD
値のデータ:1
0 コンピュータ名とコメントが別のコンピュータから見える(デフォルト)
1 コンピュータ名とコメントが別のコンピュータから見えない
Windows XPシステムは、コンピュータ上のドライブ名ごとに、自動的に共有を作成する。これらの共有は、管理者権限を持ったユーザーのみがリモートで利用できる。しかし場合によっては、こうした「自動管理共有」が作成されない方がいいこともある。単純にエクスプローラで該当する共有を右クリックして削除しても、コンピュータを再起動すればその共有は復活する。そこで「AutoShareWks key ()」を設定すれば、こうした共有が作成されずに済む。
キー:HKLM\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
値の名前:AutoShareWks
型:REG_DWORD
値のデータ:0
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