フォーティネット、ファイアウォール性能40GbpsのミッドレンジUTMを発売NEWS

フォーティネットジャパンは、中・大規模企業向けUTMアプライアンス「FortiGate」の最新版「FortiGate-1240B」を発売した。

2010年01月21日 09時00分 公開
[荒井亜子,TechTargetジャパン]

 フォーティネットジャパンは1月19日、中・大規模企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンス「FortiGate」の最新版「FortiGate-1240B」を発売した。

 FortiGateは、ファイアウォールVPN、アンチウイルス対策、不正アクセス検知、コンテンツフィルタリング、迷惑メール対策の機能を1台で備える、ミッドレンジの統合型セキュリティ製品だ。

画像 FortiGate-1240B。本機では外観を白に変更した

 新製品であるFortiGate-1240Bの最大の特徴は、独自開発のネットワークプロセッサ「FortiASIC NP4」を搭載したことで、ファイアウォールやアンチウイルスなどの機能実行時のスループットが既存モデルよりも格段に速くなったことである。前バージョンのFortiGate-620Bでは最大16Gbpsだったファイアウォールスループットが、FortiGate-1240Bでは最大40Gbpsと、約2倍高速化した。フォーティネットジャパン シニアマーケティングディレクター 西澤伸樹氏は、「(顧客であるユーザー企業のサーバへの)トラフィックが急増しているため、セキュリティ製品はますますの高速化が求められている」と述べる。拡張性の面では、シングル幅AMCスロットを1基、SSD(半導体ディスク)などを6基搭載可能な拡張ベイを装備する。

 さらにLANインタフェースには、40ポートを標準装備。「部門間でネットワークのセグメントを分けるといったイントラネット内のセキュリティ強化に対応する」(西澤氏)。

 同製品の高性能を生かすことで、例えばデータセンター内の多数の古いファイアウォールを1台に集約することが可能。また、ログ管理システム「FortiAnalyzer-2000B」と併用すれば、エンドポイントのネットワークやアプリケーションの使用状況をまとめて管理・リポートすることもできる。参考価格は、初年度メーカー保守付きで524万3000円から。

 併せて同社は、5Gbpsのファイアウォールスループット性能を持つ中小企業向けの「FortiGate-200B」を発売する。参考価格は、初年度メーカー保守付きで87万3000円から。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。

news046.jpg

代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...

news186.jpg

YouTubeやTikTokの利用時間、20代以下ではテレビを圧倒 どれだけ差がついた?
YouTubeやTikTokでのコンテンツ視聴は購買行動に関係しているのか。PRIZMAが10代から30代...