UTM(統合脅威管理)アプライアンスベンダーのフォーティネットジャパンは10月20日、通信事業者/サービスプロバイダー向けおよび中小規模企業向けの新製品を発表した。ハイエンド製品は10ギガビットイーサネット(10GbE)環境に対応、同時にローエンド製品は価格性能比を向上させることでカバレージをさらに広げた。
発表されたのは大規模データセンター/通信事業者向けのシャーシ型UTM「FortiGate-5000」シリーズ用ブレード3モデルと小規模拠点向けUTMアプライアンス「FortiGate-110C」。
FortiGate-5000シリーズ用ブレードは、UTM各機能の性能を10GbE環境に対応させるためのスイート製品。ATCA(Advanced TCA)ベースのブレード型UTM「FortiGate-5001A」を中心に、ブレード間を流れるトラフィックの負荷分散を行うハブ「FortiSwitch-5003A」、バックプレーンを高速化するモジュール「RTM-XB2」で構成され、3つを組み合わせて10Gbpsクラスの通信環境を実現する。大型のFortiGate-5140で利用した場合、ファイアウォール性能で最大182Gbps、VPN性能で最大98Gbpsのスループットを達成するという。製品は9月より出荷済み。
一方のFortiGate-110Cは、同社製UTMアプライアンスのハイエンドモデルに搭載されたASIC(特定用途向けIC)と同等のICを搭載したコストパフォーマンスモデル。ファイアウォール性能(平均パケットサイズ512バイト時)500Mbps、IPsec VPN性能100Mbpsと、リモート拠点向け製品としてはトップクラスのスループットを実現している。ファイアウォールスループット1Mbps当たりの単価も「他社製品に比べて最も低い」(同社)という。LAN接続用に8つのスイッチポートを備える。
製品は10月中より出荷開始する。
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