大塚商会ら3社が業務継続製品で協業、バックアップサーバパックを発売NEWS

協業した大塚商会、NEC、サイオステクノロジーの3社は、ファイルサーバパック「TWIN NAS 2TBパック」を開発。3月より大塚商会が販売し、価格は98万円から。

2010年02月10日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 大塚商会とNEC(日本電気)、サイオステクノロジーの3社は2月9日、業務継続ソリューションで協業、ファイルサーバパック「TWIN NAS 2TBパック」を開発したと発表した。3月より大塚商会が販売し、価格は98万円(税別)から。年間保守料として別途32万7600円が必要となる。

 同パックは、NECのNAS製品「iStorage NS49P」と、サイオステクノロジーのデータ複製ソフト「DataKeeper for TWIN NAS」、大塚商会の保守サポート「たよれーる」で構成。従来比3倍の速さという高速自動バックアップが可能で、障害時のサーバ切り替えもスムーズだという。

画像 TWIN NAS 2TBパックの運用イメージ

 また、iStorage NS49Pを採用したことで、RAID5およびホットプラグに対応。万が一HDDに障害が起きた際にも、ファイルサーバの連続稼働/データの保全が可能だという。さらにオプションを追加すれば、電源/ファンの冗長構成を取り除くこともできる。

 たよれーるは、サーバの障害監視・通報サービスを提供。稼働サーバに障害が発生した場合には、エンジニアが訪問し、迅速に稼働サーバから待機サーバへの切り替えを行う。稼働サーバに保存されたデータは、サイオステクノロジーが同パック専用に追加したDataKeeper for TWIN NASの新機能により、ディスクの中で更新されたデータ領域が、あらかじめ設定した時間に自動バックアップされる。

 なお同機能は、フルバックアップで一晩以上かかる大容量のデータも短時間でバックアップ可能。フルバックアップと同等の状態にするという。また、ファイルデータだけでなく、ファイルのアクセス権やフォルダの共有設定などの付加情報もバックアップできる。

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